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働き方

看護師としてのキャリアを考える。病棟以外の地域包括支援センターに異動することになった話【体験談】

みなさん、自分の看護師としてのキャリアをどう形成していくか考えていますか?

この記事を書いている今、私は38歳です。

新人から10年間急性期病棟で働き、32歳で出産、1年とちょっとのお休みをもらって復帰。

同じ病院内で復帰とともに異動し、約4年が経たったところ、現在にいたります。

キャリアをどうするかなんてあまり考えてなあかったなぁ…

管理職としてキャリア形成するのも、長く働いていれば声がかかりますよね。

ただ打たれ弱く人前に立つのが苦手なので、精神的に持たない…。(看護師さん強い人多いから( ;∀;))

子育てとの両立が大変すぎて、役割が増えるのは想像がつきません。

新人以来、混合病棟で働き続けてきたので、専門的知識や技術が育たず看護師としての自信もなし。

興味の持てる分野がなく、認定看護者や専門看護師といった専門性のあるキャリア形成も「何か違う…」と気が進みません。

専門性も大切ですが、看護師はなんでもある程度やりたいと考えているんです。

ジェネラリストってやつですね!

漠然としばらく同じ病棟で働いて、しばらくして異動して…って続けていくんだろうな…。

なんて思ってた矢先に看護部長から直々の電話!

私何か悪いことしましたか?!

がっつり勤務中、ビビりましたよ(;'∀')

怖いと恐れられる看護部長、ドキドキしながら電話に出ると…

あなた保健師の資格を持ってたたわよね?

看護部長
看護部長

も、持ってますけど15年間一度も発動したことのない資格ですが…?

地域包括支援センターに行ってみない?

看護部長
看護部長

異動ってこんなにさくっと連絡がくるものなのでしょうか?

育休復帰後の異動しか経験していないので、みんなどうやって異動の話をしているんだろ~って思っていました。

地域包括支援センターは市町村から委託されているようで、看護部とはちがう組織だから看護部長から直々にお話があったようです。

だいたい所属長から異動を言い渡されるはず。

肩トントンのイメージです…(笑)

話が合ったのは2月下旬。2,3日中に行くのかどうか返事をくれと。

前任の保健師さんが産休に入るということで、人が見つからず何か断られた後に私の所に話が飛んできたようです。

いや、産休入る予定はわかっていたんだからもっと早く計画したらいいのに…。

とりあえず看護副部長が地域包括支援センターとはどんなところかと教えてくれるそうで、勤務中なんとか時間を作り看護部へ走ったのです。

初めての病棟以外への配属、地域包括支援センターってなに?!

地域包括支援センターって何やっているところかわかりますか?

私は正直言って病院内にあるなんて知らなかったんです(恥)

どこの病院にでもあるわけではないのですが、市町村によって状況は異なりますが自分の勤めてる病院には市からの委託事業として地域包括支援センターが入っていたんです。

看護副部長にどんなところか説明を聞きいくと

さては、あなたも良く知りませんね…??

ってくらい、めちゃくちゃふわっとしていた!

それで2,3日で決めろって…。

日勤だけのスケジュール通りの勤務なので、夜勤手当がなくなり給料も激減するのに…。

夫ととも相談した結果、娘もちょうど年長になる年、翌年は小学生。

夜勤がなくなるのはいいことだよね、と賛成。

ずっと病棟で働く自分を描いていたところに、未知の世界へのお誘い。

病棟にいつか戻れと言われて戻れるのかな…?なんて不安もめちゃくちゃ強い。

変化もなく働き続けるのも成長がないし、このチャンスは一度きり。

病棟から外に出てみたい!という気持ちがわいてきて、異動を決めました。

未知の世界過ぎて不安は半端なかったのですが!

さてさて、未知の世界、地域包括支援センターに異動して…

看護副部長のうそつきーーー!!!

ってなくらい、教えてくれた内容とちがいましたよ。

異動してから自分の勉強のために、簡単にまとめてみましたので

参考記事:地域包括支援センターの役割と業務を看護師経験しかない新人保健師が簡単にまとめてみました

ちなみにこちらは、異動したときの私のパニック具合と、地域包括支援センターの認知度の低さについて語っています。

参考記事: 地域包括支援センターの認知度低くね…?看護師を長年やっていても知らないの私だけじゃなかった話

同じ病院なのに、こんなに知られていないんだ…と気づきました。

同じ建物の中にあるのに、すごくもったいないと常々思っていて、認知度を上げたいな~と考えています。

チキンだからなかなかできませんが…(;'∀')

地域包括支援センターへ異動し、病棟を出て看護師としてのキャリアをいろいろと考えるようになりました。

病棟以外のところで働いて見えてきたことと気持ちの変化

病棟を出てみて、いちばん良かったのは病棟の中では知らない世界を知れたことですね。

地域包括支援センターがどういうところかわかった

地域包括支援センターは地域の高齢者やそのご家族を支えているところです。

退院調整の知識が不足しているな…、もっと勉強したいな、と常々思っていたので今回の異動は導きのように感じました。

学んだことをシェアしたいなと思った記事です↓

参考記事:地域包括支援センターとは…病院に勤める看護師が知っておくといい役割と業務を簡単にまとめました

病院とは切っても切れない関係、なんといっても地域包括支援センターの役割を経験できてよかったです。

行政や地域のことが見えるようになった

まさか看護師をやっていて、車に乗っていろんなところに訪問に出かけるなんて思っても見ませんでした。

利用者さんのお宅や、地域の病院、いろんな公共施設、事業所などなど…。

1年経っていませんが、ずいぶんと色んな所に行き、いろんな方にお会いしました。

市役所の方にも顔を覚えていただいたり、地域のDrにお会いしたり、いろんな方とコミュニケーションをとって顔を広める感覚は楽しいものがあります。

自分の担当する地域のことを知り、生きている人々の生活を見て、病院では見えなかった患者さんのお姿を見られました。

訪問看護とはまた違った視点で関われるので、面白いと言えば面白いです!

介護保険や障害福祉など制度がわかるようになった

病棟で働いていると、いろいろな制度があるのに経験する機会はほぼありませんでしたね。

働く病棟によるのかもしれませんが、例えば人工肛門をつくるから障碍者手帳を申請しましょうとなっても、障碍者手帳で他にできることはあまりわかっていませんでした。

地域包括支援センターに来てからは、介護保険の申請や流れもわかるようになってきましたし、障害福祉のサービスも関わることがあるので、知識がどんどん広がっていきますね。

退院調整については特に介護申請は覚えておいて損はないことなので、簡単にまとめた記事のリンクを貼っておきますね。

参考記事:看護師が知っておきたい退院支援と介護保険のこと【介護保険でできること編】

参考記事:看護師が知っておきたい退院支援と介護保険のこと【介護保険の申請から認定まで編】

病院や地域の抱える問題が見えるようになった

地域包括支援センターの認知度が低いのもさることながら、同じ建物内にあるのに全然連携がとれていないこと。

病院の外にある地域包括支援センターからは病院との連携をとるのにとても壁があると感じているようでした。

病棟で一心不乱に働いていては気づきませんでしたよね、退院させるのに必死すぎて…。

退院後の生活を見てからは、もっとコミュニケーションをとって連携できればいいのにな、と考えるようになりました。

また地域は地域でも、行政の動きに物足りなさを感じている職員が愚痴を言っていて…。

きちんとやっているものだと思っていましたが、案外やれていないんだな…と思います。

問題だらけで何から手をつければいいのか…?

一人でできることは少ないので、顔を広めて仲間を作る作業を始めているところです!

医療者としての目線しか持っていなかった

病棟で働いていて、「医師があまり患者さんのことを見ずに病気ばっかり見ている…」なんて思ったことはありませんか?

地域包括支援センターに異動になってから、自分自身がまさに「利用者さんのことを見ていない」ことに気づいたんですね。

看護師として15年働いていたので、患者さんの療養生活は気にできている方だと思っていたんです。

地域包括支援センターで働きだしたら、利用者さんの身体状況ばかり見てしまうんです。

「これは脳梗塞のせいだな…」とか「どうして動くと苦しいのか、肺が悪いのかな…」とか。

ケアマネさんは、動くのに苦しいんだったら手すりをつけたらいい、動きが悪いんならリハビリに通いましょう、みたいに利用者さんの生活の中でできることを提案していくんですね。

利用者さんの価値観もすごく大切にしていて、急性期の病院でずっと働いていた私にとって驚くくらい時間の流れがゆっくりなんです。

訪問に言ってもなんの進展もなく終わることもあるし、1カ月後にまた考えましょう、ととにかく時間をかける。

なにがなんでも退院させるスタンスの病院とは違うんですよね。

ずっと急性期病院で働いてきたから仕方がないといってしまえばそれまでかもしれませんが

患者さんの生活を考えて退院支援をすること

患者さんの価値観や人生において大切にしてきたものを大事にすること

毎日の業務に必死すぎて、そういう視点が抜け落ちていたんじゃないか…

地域包括支援センターに異動して、自分の看護師人生を振り返る想いになりましたね。

新人さんや経験年数の少ない人の気持ちが分かった

地域包括支援センターがどんなところかまったくわからなくて、異動を命じて私にこういうところだよ、というレクチャーしてくれた看護副部長もあまり理解しておらず。

R3年4月1日初めて地域包括支援センターの門をくぐったとき(門はありませんが)

さっそく辞めたい!って思いましたね

副部長から聴いていた話とまったく違いすぎて、電話に出ることすらもままならなかったんです…( ;∀;)

15年看護師をしていると、新人のころの気持ちなんて忘れちゃうんですよね。

異動のおかげで新人の頃のいつも不安で仕方がなくて、相談したいのに先輩たちはとても忙しそうで、自分の無力さやふがいなさで落ち込む日々を思い出しました。

新人さんたちも今頃頑張っているんだろうな…。

年がいってる分、私の方が全然まし!

なんて思いながら必死で仕事を覚えています。

貴重な新人時代の気持ちを思い出せたのは、もしかしたら今後指導に関わる身になったときに大事な気持ちですからね。

ポジティブシンキングで突き進みます!

看護が好きと自覚した

病棟を離れてもうすぐ1年がたとうとしています。

ときどき利用者さんのお宅でバイタルを測ったりするのですが、看護を全然していない!

ベッドサイドにいて、患者さんと関わるのってやっぱりいいな…って思います。

ちょうど育休明けで患者さんに久しぶりに対応した時

あぁ、やっぱり看護っていい!

って感動した気持ちを思い出します。

なんだか最近懐かしくなってしまって…。

わちゃわちゃと忙しい毎日も割と嫌じゃなかったんだなって思えます。

子育てのことや家族のこと、勤務の仕方などをとっぱらえば、やっぱり看護が好きなんですよね。

どこかで私は看護の世界に戻るんだと思います。

だからこそ、今の看護師の労働環境を改善したり、社会的地位をもっと上げたいって思うんですよね。

大好きな看護を自分の心身を守りながら心からやりたいって思えるようにしたい…。

ちびちびとですが活動しつつ、病棟に戻っても働けるように体力づくりに励んでいるところです(笑)

看護師としてのキャリアを考える

15年の看護師経験と初めて病棟以外のところで働きだした地域包括支援センターでの経験。

病棟中にいては気づけなったことに気づくことができ、「看護が好き」な気持ちの再確認になりました。

病院と地域の間で大きな壁が立ちはだかり、連携がとれていないことにも気づきました。

両方の現場を知るのは今では病院内で私1人と言っても良いでしょうし、同じ経験をした人もそう多くないハズ。

地域包括支援センターに長くい続けるのはあまり考えていません。

やっぱり看護がしたいし、後輩たちの指導や精神的な支援をしたいな…と思っています。

ずっと病棟で働き続けていたら気づけなかった考え方や気持ちに触れるようになり、自分の看護師としてのキャリアを考えました。

もうすぐ40歳を迎え、人生の半分のところに差し掛かります。

私の人生を私の望んだ形にする。

30代最後の年を迎えた今、これからのキャリアを考え躍動していく1年にしたいなと考えています。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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りさ

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
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