※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

地域包括支援センターで働く看護職としてのつぶやき(介護とか退院調整とかも)

地域包括支援センターとは…病院に勤める看護師が知っておくといい役割と業務を簡単にまとめました

15年間急性期の病棟で働いてきて、R3年度に地域包括支援センターというところに異動になりました。

地域包括支援センターってどんなところかわからないまま配属し、思いっきりカルチャーショックでした。

4月1日に配属し、「開始数分で異世界に来てしまった、もう辞めたい」と思ったくらいのショックでした(笑)

地域包括支援センターについて新人職員なりに記事をまとめたのがこちら。

参考記事:地域包括支援センターの役割と業務を看護師経験しかない新人保健師が簡単にまとめてみました

地域包括支援センターで半年ほど働いたところで

これは看護師時代に知っておきたかったなぁ…

と思うことが、たくさんでてきました。

読んでくださっているみなさんが看護師として働いていて、

  • 地域包括支援センターってどんなところ?
  • 介護保険のこと申請をオススメすることがあっても実際のところどうなっているかよくわからない…
  • 退院調整のときにケアマネさんって聞くけど、何をしているのかどんなことしているのか、あんまりよくわかっていない…

なんて思いのある方には、役に立つ記事になるかと思います!(がんばる!)

これからも増やしていきたいです!!

私が経験したこと学んだことを深めるついでに、みなさんにシェアしたい…!

「地域包括支援センター」について、「病院で働く看護師が知っておくといいかも…!」ということをまとめていきますね。

まだまだ新人職員なので完ぺきとはいきませんが…

ご参考になったらとっても嬉しいです!

看護師が知っておくといい地域包括支援センターの役割&業務とは?

先ほどもリンクを貼りましたが、簡単にまとめた地域包括支援センターの役割と業務や機能などはこちらをご参考ください!

参考記事:地域包括支援センターの役割と業務を看護師経験しかない新人保健師が簡単にまとめてみました

今回は病棟で働いてきた経験をもとに、看護師として知っておけたらよかった…を出していきたいと思います!

少しずつ増やしていきたいものです!

介護度によって担当するケアマネが変わる!

入院している患者さんの退院調整の情報収集として、「担当ケアマネさんはだれか?」を確認しませんか?

必死に確認してみましたが、どこのどなたなのだろう…くらいの認識でした(すみません涙)

ケアマネさんはケアマネージャー(介護支援専門員)の略ですよね。

介護を必要とする方が、必要とする介護はどんなものかを分析して、介護保険のサービスを調整します。

居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、特別養護老人ホームなどの施設、福祉用具などを取り扱う民間企業など、様々な場所に在籍されていますよ。

どこにいるケアマネさんが担当になるのかは、介護認定の介護度が基本になります。

よくきく「要介護度」というものがありますが、介護度の低い順に

  • 要支援1,2
  • 要介護1~5

と判定されます。

要支援なのか、要介護なのかによって担当するケアマネさんが変わるんです。

  • 要支援1,2は「地域包括支援センター」
  • 要介護1~5は「居宅介護支援事業所」

介護度を確認することで、「あ、要支援だから地域包括支援センターが担当しているのかな?」みたいに考えられるようになりますよ!

「委託」という制度もあるので、要支援でも居宅介護支援事業所に委託している場合もありますが、担当する地域包括支援センターに聞けば委託していることを教えてくれるでしょう。

また、施設に入所すればその施設のケアマネさんが担当することになります。

…が、「ちょっとケアをしてもらって住むだけ」みたいなところに入居すると、介護保険のサービスは外部のを利用することになるので、「地域包括支援センター」か「居宅介護支援事業所」のケアマネが担当することになるのです。

施設の形態もいろいろあってめちゃくちゃ難しい…ので勉強します…

入院時と退院時の状況がほとんど変わらなければ、担当しているケアマネさんがそのまま退院後にも担当になります。

入院した時点で、大きくADLが変わってしまうと、介護保険の「区分変更」といって介護度を上げてもらうと担当が変わってしまう可能性があります。

転院とかに施設に入所となっても変わってしまいますので、要注意かなと思います。

基本的に入院中は病院の退院調整部門が動くことがほとんどですね

ちなみに「地域包括支援センター」では保健師も看護師も介護保険のサービスを受けるために必要なケアプランを作っています。

私もケアプラン作ってるんですよ( ;∀;)

「ケアプランって何それおいしいの?」の状態ですが、教えていただきながらなんとか作成しています。

介護保険のことは複雑なので、病院で働く看護師さんがこんな感じかな?くらいはわかる記事を上げていきたい!!

少しでも介護保険のことがわかると退院調整に役立つよな…と考えています。

がんばって勉強しますね!

地域包括支援センターには担当する地域がある

地域包括支援センターは各市町村に1つはあるのですが、大きな市町村だといくつも設置されている場合があります。

いくつもある場合には、だいたい中学校区に1つ設置という基準があるので、その学区に住む住民を地域包括支援センターは担当しているのです。

実際には「住民票」のある地域を担当している地域包括支援センターが担当しています!

もし患者さんに担当のケアマネがいて連絡したい!となったときに、患者さんがケアマネさんの名前だけしっていてどこの人がわからない…なんてことになったとき…

要支援のついている患者さんでしたら担当する地域の地域包括支援センターの職員さんが担当かもしれません!

「そもそも地域包括支援センターってどこにあるの?」、「どこが担当する地域包括支援センターなのかわからない」といったこともあるでしょう。

地域包括支援センターは私のように病院内にあったり、介護施設にあったり、社会福祉協議会など様々なところに設置されています。

インターネットで調べたり、病院なら退院調整部門の方ならきっと知っているでしょう。市町村役場に問い合わせるのもありですね!

担当がどこなのかわからないけど、見つけた地域包括支援センターに聞いてみるものありかも…。

担当する地区を間違えて連絡をいただくこともよくありますが、住所を教えていただければ担当する地域包括支援センターをお伝えしていますよ♡

サービスを入れなくて心配な退院患者の相談窓口として情報提供できる

入院している患者さんが「退院して家に帰ってやっていけるか心配…だけど何もサービスを使わない」なんてことありませんか?

退院してしまうと病院の看護師の手から離れてしまって心配ですよね。

たとえ介護保険の認定がなくても、地域包括支援センターは高齢者の方々のいろんな相談をうける窓口なので、「困ったときは地域包括支援センターに相談してみてね」と説明してもいいでしょう。

もしくは「地域包括支援センターに伝えておくから連絡してみてね」とか「地域包括支援センターの人に連絡してもらうように伝えておこうか?」と相談するのもありですよね。

そもそもサービスを必要としていない方に来てもらいたがらないかもですが、「家に帰ってから困りました」という方もいて、いざ助けがほしくなったときに相談できない!なんて事態になっているかもしれません。

病棟で働いていた時に退院調整看護師さんが

退院調整Ns
退院調整Ns

サービスいらないっているけど心配だから「地域包括支援センター」に連絡しておくね!

ということを言っていましたが、地域包括支援センターで働くようになってようやく理解しましたよ!

退院後のサポートとしてできそうなこととして思いつくのは

  • 介護保険のサービスの利用の調整
    ⇒介護保険の申請のお手伝い、杖や歩行器などの福祉用具の利用、ヘルパーの利用、リハビリや入浴目的のデイサービスの利用など…
  • 介護保険を利用しなくても無料や自費でレンタルできる福祉用具の説明
  • 福祉サービス(緊急通報装置や福祉電話など自治体によってさまざま)
  • 高齢者向けのサービス(配食をやっているお店や生協のような配達サービスの説明)

などなど…

配属して半年で思いつくものですが、実際に利用しなくても情報提供や困っていることの相談だけでもいいんですね。

電話でもいいですし、自宅訪問や来所での相談も受け付けています。

今はコロナであまり訪問をしていない地域包括支援センターもあると思いますが…

退院後にも相談できる窓口があるのは安心につながりますよね!

連絡してこない方はしてこないでしょうが…( ;∀;)

地域包括支援センターの情報提供については、退院調整看護師さんが対応されている場合もあると思いますが、知っておいて損はないかなと思います!

連携が取れたら入退院がスムーズにできそう

地域包括支援センターと病院との連携ができているかは、市町村や各病院、地域包括支援センターによってかなり違うようです。

私のいる病院は全然できていない!と先輩が言っていました…( ;∀;)

担当する利用者さんが入院したら、どうも「連絡票」のようなものを病院にお送りして、情報提供をしているようです…。

(まだ勉強中…(;´Д`))

退院時には看護師さんが担当するケアマネさんに看護サマリを渡している地域もあり、病院と地域の連携が取れているんだなあとしみじみ思っています。

自分が全然理解していなかったのは病院の方針のせいでもあったのかもしれない…(人のせい?!)

看護サマリをケアマネさんに渡したこと、ほぼないんですよね…。

自分の勤める病院で「地域包括支援センター」の認知度が低いのも病院の方針のせいなのか…?

参考記事:地域包括支援センターの認知度低くね…?看護師を長年やっていても知らないの私だけじゃなかった話

病院と地域包括支援センターの連携ができていれば、

  • 病棟・退院調整看護師が退院調整の情報収集に手間がいらない。自宅での患者の状況がわかる
  • ケアマネは情報をもらえれば、サービスなどの利用の調整にスムーズに対応できる

利用者さんに同じこと何度も聞かなくていいし、病棟もケアマネも情報収集の手間が省けるし、病院と在宅の流れもスムーズにいくと思うんですよね。

まずは勤めている病院での地域包括支援センターの認知度を上げて連携が取れるようになりたい…

なんて野望もこっそり抱いています。

仕事覚えるのに必死ですけどね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

地域包括支援センターについて、看護師が知っておいた方がいいことをまとめてみました。

すごく役立つかというと、微妙な情報かもしれませんが、頭の片隅においておいてもらえると、いつか役に立つかもしれません!

微妙すぎて申し訳ないです( ;∀;)

これからも経験を積んで、「これ知っておいた方がいいかも!」なことがありましたらお伝えしていきますね。

ここまで読んでくださってありがとうございました!!

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

りっちゃん

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
プロフィール

-地域包括支援センターで働く看護職としてのつぶやき(介護とか退院調整とかも)

© 2024 Another Neighbors Powered by AFFINGER5