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働き方

看護師が仕事と子育てを両立するために…二世帯住宅で両親との同居を決めたワケ

看護師ママが仕事と子育てを両立するのは、大変な苦労があります。

仕事は心身ともにクタクタなのに、家にいれば子どものお世話…。

パパが手伝ってくれればいいものの、協力的でないとか仕事が多忙などあれば期待できないかもしれません。

結婚してから、子どもができたときのことを悩んでいました

子育てをしていく上で、仕事を両立していけるか不安しかない。

産休に入る前の業務は残業も多く、先輩ママナースはお迎えが大変そうだし朝もギリギリ。

子どもさんが熱を出せば、とっても申し訳なさそうに早退したり休んだり…。

不器用で仕事が手一杯、要領の悪い私にはとても自分で両立できそうには思えませんでした。

早退とか休みをもらうとか言い出せる…?夜勤はどうすんの、パパが見れるの…?

小心者なので、想像するだけで胃がキリキリ。

職場では「産休・育休をとるなら必ず復帰すること!時短だけで終わらずその後も働くこと!」なんて師長さんからいいつけられていました。

気を使いすぎなのかもしれませんが、子育てが始まってからのストレスを想像して「助けてもらわなきゃ働けない」…と考えるようになり…。

結論からいって、実の両親と二世帯住宅で同居し、サポートしてもらうことにしました。

他にもいろんな方法があるのでしょうが、なぜ二世帯住宅にしたのか。

今回はその理由をお話しします。

二世帯住宅で両親との同居を決めたワケ

仕事の両立が難しいと予想

産休に入るまでの仕事のペースだと両立なんて無理

急性期の総合病院の混合病棟で勤務していました。

入退院は激しく、検査や処置も多くて時間外になることもしばしば。

妊娠中は看護師10年目で、もはやベテランで頼まれごとも多く通常業務以外の仕事もかけ持っていました。

通常業務を勤務時間いっぱいでやって、あとは残って係だとかの仕事をしていましたね…(T_T)

当時の師長さんが残業をあまり気にしない人で、私も要領が悪く完璧主義。

仕事に時間をかけすぎていたのもある!

…んだけど、この状況で子育てと両立するなんて無理だと焦る焦る。

最終日まで運悪く残業になりましたからね…イベントごとも良く引いていました(T_T)

早退とか休みとか言ってられない勤務状況

とにかく通常業務を回すのに手いっぱいの環境、1人でもスタッフが休めば病棟は一気にカオスに。

その大変さを体験していて、自分が休む側に回るのがどうにも胃がキリキリ…。

早退だって仕事がある程度キリがつけばいいけど、早い時間に呼ばれたら仕事をお願いしていかないといけない。

私にとってすごく重圧で、ストレスがハンパなかったんです…

お互いさまっていえる職場であればいいけれど、どうせ休み明けは異動。

初対面の人々にお願いできるのか…否、できない(T_T)

「私が休んだり、早退することで他の人が休みやすくなるからいいんだよ」って言われたけど、自分がとにかくしんどいんです…。

夜勤の交代になんかなったら、めちゃくちゃ迷惑かけるし…!!

お迎えは行ける人にお願いしたい…!休日もジジババに面倒みてほしい…

本当はこんな悩みなんてないくらいスタッフが充実しているとか、子育て支援があればいいんですよね(T_T)

パパの勤務状況とパパが子どもを見ることに不安

パパはおっとりした性格で、産休中も私の言うことしかやらず、娘のおむつがパンパンでも気が付かない人。

夜勤のときとか大丈夫なんかい…?

不安しかありませんでした(;´Д`)

パパの仕事時間が変わっていて、早朝の勤務と夕方から出ていく勤務を1週間ごとに繰り返す変則勤務。

ママがシフト勤務なのでスケジュールの調整がややこしいんです

早朝勤務なら保育園のお迎えがお願いできるけど、夕方からの勤務だと無理。

夕方からの勤務だと、私が夜勤のときに娘の面倒を見るのは無理。

さらに遠く離れたとことまで働きにいってもらっているので、突然の保育園の呼び出しもお迎えは無理。

夜勤の入れる曜日にシフトを考慮してもらって対応していましたが、申し訳なくて肩身の狭い思いをしました。

娘の行事や予防接種に合わせて勤務希望も入れるので、月々の希望できる日数は使い果たす始末( ;∀;)

両親の勤務の組み合わせを考える脳トレみたいな毎日。

子どもが産まれてから毎回両親のところに預けに行ったり、お迎えに行くのも大変…と考えました。

残業して遅くなったときに家に娘を連れて帰ってからご飯とかになるのもかわいそうだよな…

…と思うと、同居が楽だよな…と思うようになりました。

参考記事:看護師ママが仕事復帰!夜勤をやるにはパパの協力は必須…預けるのが超不安だったけどな話&世のパパに伝えたいこと【体験談】

思いっきり仕事を続けたかった

産休・育休明けは必ず復帰するように病院側に言われていましたし、家のローンもあるし夫のお給料も多いとはいえず…。

ですから働かない選択肢はそもそもなかったですし、「看護師の仕事を続けたい」気持ちが強かったんです。

心が病みそうなくらいしんどい時があるし、きつい同僚にいろいろ言われて悲しいこともあって常に楽しい仕事ではないのですが。

なんだかんだで看護師の仕事が好きなんです。

マゾっ気があるのかもしれませんね(笑)

看護師として働くことが私にとって生きがい。

仕事復帰したときは、「やっぱり看護が好き!」ってひしひしと感じましたね

不器用だから上手に子育てを両立なんてできるなんて最初から思っていません。

思いっきり仕事を続けるために、両親と同居して甘えることに決めたんです。

両親の老後が心配だった

私、ひとりっ子なんです

私は一人娘なので、将来的に両親に何かがあれば私しか動ける人はいません。

そう思うと同居しないにしてもなるべく近くにいたいなと考えていましたし、何かと心配な両親。

実家は古くなり、結婚してマイホームが欲しいという話が出たときに、「子育ての両立」、「将来の介護」の2つが頭をよぎったんです。

職業柄すごく困っている患者さんやご家族を見てきたので…

ちなみにパパのところは3人兄弟で、ご両親ともめちゃくちゃ元気!

兄弟仲もよく、うらやましい限りでした。

私の両親との同居に納得してもらうにも、絶対反対というわけではなくありがたい限りです。

母の足が悪い

母は子どものころから小児マヒで足を悪くしていました。

日常生活は自分でできるのですが、学生時代に転んで元気な方の足を痛めてしまい、家の中を這って生活をしたこともあります。

その時に撮ってもらったレントゲンで骨盤がすごくゆがんでいたそうで

母曰くぐにゃ~ってなっていたと(ナニソレ?)

歳を重ねるごとに歩く距離も短くなり、歩くのが不安定。

早い時期に支援が必要になるのではないかと思っています。

いっしょに住んでおこう…

今ではいっしょに買い物にいったり、子どもの相手をしてもらったりと助け合って暮らしていますよ。

父がちょっと、いやすごくおかしな人

実の父はちょっと性格的に難のある人。

なんでこんな人が父親なんだろうと思うくらい(;´Д`)

父について書いたnoteはこちらです。

参考note:世界で1番嫌いな父、フェミニズムを聞くと思い出す

男尊女卑のモラハラ夫でしたから、家のことをなんにもせず、2人きりで暮らしたら母が病んでしまうと思いました。

それに足の悪い母が本格的に介護が必要となったとき、「絶対に介護なんてしないだろう」と予測ができる。

そもそも自分のこともなんもできんし、やらん!

父は体調管理も全然できなくて、たばこはバカバカ吸うわ食事も偏るわ、仕事を終わってからは家で寝るか食べてるかトイレにいってるか。

いつか絶対でかい病気をする…!!!

私の祖父母は脳梗塞で祖父は亡くなっていますし、父も危険性が高い、退職してから健診ずっと行ってないし…。

見事に癌になりました

令和になる直前に亡くなってしまったんですよね。

想像以上に早く予想が的中して、同居しておいてよかったな、なんて思いました。

父の闘病中はマジで毎日が大変でした!!!

いずれ記事にまとめたいなあ…と思っています。

癌の闘病、介護、緩和ケアのこと、絶対に参考になったらと考えています。

実家の家が災害とか親が亡くなった時に心配

私が子どものころに建てられた実家は、建てられて間もなく雨漏りをし、ネズミの侵入もされていたそうです。

最終的には傾いてきたようで、窓やふすまの開け閉めもスムーズにいかず

地震がきたら絶対につぶれる…

と不安しかない家でした。

父のわけのわからないものが多く、絶対いらないのにケチな父は捨てることができずため込むばかり。

父が亡くなってもやっかいだし、母が先にいっても父は絶対に整理なんてしないし、元気なうちになんとかしてほしいと思っていました。

同居を機にすったもんだの末、ずいぶん物を減らすことができました。

どさくさに紛れていくつか持ち込まれてしまいましたが…

災害の心配もとりあえずは実家よりはましになったし、死ぬほどゴミが出てずいぶんとすっきりしましたよ。

子どもにとって祖父母世代と暮らすのはいい影響があるかもしれない

核家族化が進み、「親と子供だけ」の家族が増えてきています。

両親だけではない、世代の違う祖父母と関わるのは、子どもにとっていい影響があるのかも…と思っていました。

どこかで聞いたことがある(どこか忘れた)

人が老いていく姿を見たり、時代の違う考え方を持つ人と会うことは悪いことではないと思うんですよね。

「仕事の両立」と「将来の介護」への不安が同居の理由のメインになるのですが、いい影響もあるよな…なんて期待して同居を始めましたよ。

イライラしちゃって怒ってしまう時には、逃げ場になったり甘やかしたりして、ちがう立場から子どもに対応してくれるんですよね。

甘やかしすぎないようにするのは注意が必要ですが(笑)

両親との同居をしてみて

両親との同居を始めたのは、娘がお腹にいるときでした。

完全二世帯住宅を建てて、1階が両親、2階が私たち夫婦が住んでいます。

娘が産まれにぎやかになり、子育ての相談を母にしながら協力してもらいつつ育休期間が過ぎました。

育児時短勤務をとって仕事復帰をし、熱が出たときのお迎えやお休み、夜勤などパパの仕事の都合に合わせながら両親に娘を預け、私は仕事に集中させてもらっています。

父が病に倒れたときは、母と協力しながら父の闘病のサポートや末期には介護をしました。

父が亡くなってからも母は完全に一人ではなく何かあれば娘の相手をしたり、私たちがサポートもしています。

同居する時間が長くなるにつれて、パパと私の親との関係は大きな壁もなく過ごせています。

わが家にとって二世帯住宅にしたのはよかったです

もりもり働いて、ローンを返していきますけどね!!(笑)

看護師が仕事と子育てを両立するために

看護師がごとと子育てを両立していくために、いろんな方法を考えていかなければなりません。

その1つとしてわが家がどうしているのかをご紹介しました。

私のわがままをかなり通してもらっています。

サポートしてもらわないと看護師続けていくのは大変。

前にも書きましたが、本来なら看護師の人員不足の解消や、社会資源の子育てサポート、高齢者のサポートが豊富にあれば、ひとりひとりが悩まず、ママになっても看護師として働きやすいのかなと考えています。

看護師だけではありません、個人の力ばかりに頼っていてはママたちが働くのは厳しいままです

国や自治体のサポートが増えていくように、看護師の労働環境がよくなっていくように、行動していきたいなあと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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りっちゃん

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
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