出産するにあたって
「母乳って出るのかしら?」
「ミルクとか哺乳瓶って準備しておいた方がいいのかしら?」
なんて悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
各企業やHPなどから手に入る出産準備リストによると、哺乳瓶やミルクなどはリストに入っていますよね。
ミルクや哺乳瓶の準備となると、消毒や洗浄する道具などまあまあ準備しないといけないですよね。
母乳育児していくつもりなのに、なんかもったいないなあ。母乳は出るもんなんでしょ?
なんて私は思っていました。
初めての出産だとわからないことも、悩むことも多いですよね。
今回の記事は私の産後すぐにあったドタバタ劇をご紹介しながら、出産準備についてお話していきます。
これから出産される方のご参考になりますように!
あと笑ってくださったら嬉しいな!
母乳は出るものだと思いミルク・哺乳瓶の準備はなし
赤ちゃん産んだら母乳なんて出るもんでしょ。
やたら強気でいた私は、ミルクも哺乳瓶も用意せず入院してしまいました。
2015年12月娘を帝王切開で出産しついにご対面。
初めての出産で授乳するという体験に、期待と不安の気持ちでドキドキ。
母乳は誰でも出て赤ちゃんも飲むもんだと勝手な思い込みをしていました。
ところがどっこい!
そんな思い込みは打ち砕かれることになったのです。
入院中は母乳合宿のようだった
爆睡する娘との戦い
帝王切開で出産後、娘の顔を少し見せていただき、娘は看護師さんが預かってくださいました。
翌日から早速母児同室になり、いよいよ初めての授乳です。
出産前にもらった授乳の仕方のパンフレットによると、口のまわりとトントンとすると赤ちゃんが口を開くのだとか。
トントン…
開きゃしねぇ…!!!
わが子は眠り倒してちっとも口を開かなかったんですね。
助産師さん大勢であの手この手で刺激を与えても全く目を開けず、口を開けるのは1回の授乳で1回しか開けない子だったのです!!
その1回逃したら授乳はできないんですよ( ;∀;)
あげる方も飲む方も下手くそなので、私に助産師さんから与えられた課題は
授乳トライしてダメなら、搾乳して哺乳瓶に入れて、足りない分はミルクを足す。
という初めての育児にしてはなかなかハードルの高いものでした。
授乳室は一番に入り一番最後に出る
同じに日に帝王切開で生まれた子は他に3人いました。
授乳室で一緒になることも多かったですね。
他の子は2人目の子だったのか、ママさんたちも赤ちゃんもお上手で、さっさと授乳しては退室していかれました。
私はというと、3時間おきの授乳サイクルで
授乳トライしてダメなら、搾乳して哺乳瓶に入れて、足りない分はミルクを足す。
という工程をこなさなければならなかったので、誰よりも早く授乳室に入るようになりました。
まずは娘を刺激したおして、起こす。
口を開けるのを見逃さないように気を付け、開けた瞬間に乳首を咥えさせる。
というか、ねじ込む。
甘噛みだとうまく飲めない上に、こっちも痛くて失敗( ;∀;)
ほぼうまくいかなかったね☆!
そこから搾乳して、一回飲ませて、足りない部分を計算してミルクを足して飲ませて…
ってやってると、後から授乳室にやってきたママさんたちは誰もいなくなり、私は最後に退室することがほとんどでした。
娘に哺乳瓶の口をえいっと入れると、なぜか寝ながらでもゴクゴクと飲めるところが幸いでしたが…(笑)
授乳の全行程の所要時間は約1時間半。
すぐ次の授乳の時間で、傷も痛いわでヘロヘロでしたね。
そう、今思えばあれば母乳合宿だった!
と今では思っています(笑)
もうすぐ退院、あれ?授乳できてないぞ?
帝王切開だったので、普通の出産よりも数日遅い退院でした。
なのにも関わらず、授乳の工程は相変わらず1時間半かけてやっている始末。
退院は数日先に迫っていました。
あれあれ、もしかしてこのまま退院?哺乳瓶用意してないぜ…!!
恐る恐る助産師さんにお聞きすると、もちろん退院後も1時間半の授乳は続行。
哺乳瓶の「ほ」の字も浮かんでいなかった私は超焦りました。
娘を世話しながら、寝不足の中哺乳瓶を検索しまくり。
哺乳瓶やらミルクやらってめちゃくちゃ種類があるんですよね。
なんなら哺乳瓶の口もたくさん…( ;∀;)
色んな口コミもあるし、何がいいのかなんてわからない!
パパに頼んでもちゃんと買えるかわからない、不安しかない。
とりあえずミルクは病院と同じものを、試供品ももらったし。
哺乳瓶はいくつか目星をつけておくことにして。
結局、娘が爆睡する子なのをいいことに、退院したその足でドラッグストアに買いに走ることにしました。
退院日、哺乳瓶を買いにダッシュ!
ついに退院の日、家に帰り娘を両親に預けて猛ダッシュでドラッグストアに向かいました。
久々の現実世界に体がついていかない!!
腹にはまだ少し痛む傷と、体力の落ちた体。
ダッシュしてるのは気持ちだけでしたね。
久々の病院の外だというのに、ものすごい形相でお買い物。(笑)
そんなに時間はかけなかったと思うのですが、玄関をあけたら娘の泣き声。
お腹すかせて泣いてたんですね( ;∀;)
ハジメテミタヨ…
とにかく授乳にチャレンジし、まだまだ下手くそなママと娘。
上手く飲めずにイラつき、さらに激しく泣く娘。
家での慣れないミルクづくり。
病院のと違う哺乳瓶で、メモリがいまいちわかりにくくてさらに焦る。
大人たち、テンパる(笑)
修羅場だったね…
今となれば笑ってしまいますが、娘には本当に悪いことをしました。
帰ってきて早々、ドッタバタでしたね。
出産準備に哺乳瓶を用意しておけばよかった
こんなにドタバタすることになるならば、哺乳瓶を買っておけば良かったです。
いざ入院してしまうと、自分は身動きがとれないですし、体は疲労困憊なうえ、赤ちゃんのお世話が大変で頭が回らなくなります。
出産準備として、哺乳瓶の準備について少し考えてみました。
いるかどうかはわからないけど、役立つ時が来る可能性がある
完全母乳でいければ幸いなのですが、
・うまく母乳が出ない
・赤ちゃんがうまく飲めない、
・ママ、赤ちゃんの体調がすぐに授乳できる状態ではない
など、哺乳瓶が必要となる理由があります。
逆にママのおっぱいじゃないとダメっていう子もいるので難しいですが、哺乳瓶を購入しておくメリットを考えてみました。
パパに授乳をかわってもらえる
母乳での授乳はママだけのもの。
でも赤ちゃんのおっぱい飲んでる姿って、激烈にかわいい。
わが家はミルクを足していたこともあり、パパにもミルクを飲ませてもらっていました。
パパもすごく可愛くてうれしかったみたいで、喜んでかわってくれましたよ。
特に赤ちゃんが生まれて間もないころは、昼夜問わずにひっきりなしの授乳が必要。
3時間ごとなんて嘘ですよ!赤ちゃん次第です!!
夜に1回でもミルクで満足できて、パパや誰かがかわってくれたらママも休めますよね。
子どもとパパとの愛着形成と、授乳を交代することでママの休息になる、哺乳瓶のいいところです。
ママがお出かけのときに、いざとなったらミルクで対応
ときにはママも美容院にいったり、ちょっとしたお買い物にいったりしたいものです。
その間に、赤ちゃんのお腹がすいたとき、哺乳瓶でミルクをあげることができるのです。
ママだからずっと赤ちゃんの側にいてお世話してたら、心身持ちません。
良くご家族に、特にパパと相談して、パパ一人でもミルクが飲めるように手伝ってもらいましょう。
体調が悪い時にミルクで代用できる
私は看護師ですが、職場でたまに見かけるのが授乳中のママの入院。
入院中はミルクで対応できますし、使用する薬によってはしばらく授乳できないこともあります。
人によっては搾乳したものを凍らして入院したという方もいましたが、緊急入院ですと準備する時間もありません。
こういったときに、哺乳瓶でミルクがあげる必要が出てきます。
災害時に役立つ
万が一大規模災害が起きたとき、ママの心身のストレスで母乳が出なくなる可能性があります。
好きな時に好きなだけ授乳できる環境がないかもしれません。
もし哺乳瓶やミルクなどを準備しておけば役に立つと考えられます。
よく行政から送られてくるパンフレットにも、授乳中のママの準備物品のリストにもあげられていますよ。
買わなかったとしても、候補だけは考えておく
どうしても決められないし、無駄になったら嫌だな…。
ということであれば、万が一のためにも候補だけは考えておきましょう。
私のように急に哺乳瓶がほしいとなった場合、パパや他の家族に買いにいってもらうことができます。
入院中に考える暇があるとは限りません。
だってほら…授乳合宿になるかもしれないじゃーん
せめて候補だけはあげておくようオススメします!
マジで!悩むから!
哺乳瓶の準備いろいろ
哺乳瓶を準備するにあたって、わが家で準備したものです。
・哺乳瓶(種類も大きさもいろいろ)
⇒消毒に時間がかかるので数本いるよ
・哺乳瓶につける乳首(種類もサイズもいろいろ)
⇒替えもあった方が〇
・消毒液(ミ〇トン的なもの)
⇒消毒方法によっては不要
・消毒液を入れて哺乳瓶をつけ込むことのできる容器
・ミルク(種類・量いろいろ!)
⇒最近液体ミルクが出た!
・哺乳瓶を洗う道具
・お湯を沸かす準備
⇒電気ケトルマジ便利
ほかにも色々あるかと思いますが、出かけることを考えなければこれで足りました。
けっこう準備するもの多いですよね。
比較的余裕のある出産前に準備、もしくはこれいいな、と思うものを候補にあげておきましょうね。
私の失敗が役に立ちますように!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こんなドタバタ退院劇からスタートした授乳生活でしたが、娘が成長するにつれ爆睡状態から解き放たれるようになりました。
そこからなんとか完全母乳にでき、さらに3年半も授乳してたんですよ。
娘はベテランパイパイヤー!(りさまま命名)
どうやって終わりをむかえたかというと、卒乳というか、自然消滅したというか…。
またその話はいつか記事にしましょう(*^▽^*)
あ、授乳がうまくできなくて落ち込んでいたとき、助産師さんからのうれしい言葉をもらいました。
「搾乳でもミルクでもどんなかたちでも授乳なんです、ママの愛情がたくさんこもっているんですよ」
忘れられません。
どうかみなさん、ママになっても体を休めながら、赤ちゃんとの生活を楽しんでいってくださいね!
読んでくださってありがとうございました!