※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

新人看護師さん、看護学生さんへ

看護師になる前に何かした方がいい…?新しい環境と自分の人生のためにやっておいた方がいいこと。15年目になって伝えたいメッセージ

看護学生のみなさんは、日々実習や授業をこなすのに忙しいことと思います。

そして、看護師国家試験の受験に向けての勉強、卒業論文もあり、最後の最後まで慌ただしく落ち着かない学校生活を送っているでしょう。

バタバタと過ごしながらも、いずれ看護師として働きだす自分の姿を思い浮かべませんか?

楽しみなところもあれば、やはり不安が大きいと思います。

何か対策をしたいのだけれど、配属される病棟もわからないしどんな勉強をしたらいいのだろう…?

そわそわと手につかないまま学生時代を過ごし、初めての出勤日を迎えたら毎日があっという間に過ぎてしまうもの。

働きだしてからよりも学生時代の方が時間があります。

そして体力もある!

看護師として働きだして、学生時代は長期連休もあってまとまった時間がとりやすかったな、と思います。

そして今更ながら、貴重な時間を有効に使えばよかったと後悔するのです。

若いみなさんが将来看護師になったとき、そして長い目で見た自分の人生をよりよくするために、貴重な時間を使ってほしいと心から思います。

看護師として15年間働いて、もうすぐ40歳になる筆者からのメッセージとして受け取ってもらえたら嬉しいです。

看護学生時代は忙しかったけど時間もあった

就職してからというものの、新人時代は日々仕事で学ぶことばかりで、仕事が終われば疾患や看護技術、業務の振り返りに終われる毎日。

「看護師としての勉強しかできない」状態に陥ります。

先のことかもしれませんが、結婚、出産をすることになれば、仕事以外は家事や子育てに時間を割き、自由な時間はほぼなくなります。

40歳を目前として常々

もっと看護以外のことを学んでおけばよかった…

と思うのです。

看護師の世界って、とにかく看護、医療、看護。

学生時代から働きだしたら看護師人生まっしぐらで、他のことを学ぶ機会がまずありません。

子育てをしだしてから、自分の世間一般常識があまりにもないことに気づき、恥ずかしく思いました。

そして人生100年時代になっています。

長い人生の中で、働く時間も比例して長くなり、「このままずっと同じ仕事でいいのだろうか」と思い悩むときがきます。

まさに今の私です

看護師として働いていると、毎日があっという間、疲れ果てて休みの日もゆっくり過ごしてしまいがちです。

でも、看護学生のときもう少し自分の将来を考えて、もっと世の中のことを知っていれば、今の悩みはもう少し軽いものだったのかもしれない、と思うのです。

看護師になる前にやるべきこと

学校と社会に出てからの生活がまったく違うことを知っておく

看護師になって戸惑うのが、「社会人として働くこと」だと思います。

学生時代はいつも先生がいて、導いてくれました。学校を卒業させるためです。

授業や課題、実習の進め方、ある程度教えてくれ、伴走してくれます。

しかし、社会人になると学校のように懇切丁寧に指導してくれるとは限りません。

職場は「働いて、お金をもらうところ」です。

看護師として資格をもっているのですから、信じであろうとベテランであろうと患者さんからすれば1人の「看護師」なのです。責任が発生します。

周囲にいる人も学校のように同年代の人がばかりではなくなります。

親くらいの先輩もいれば、家庭があったり、背景も様々。

そして患者さん、医師やコメディカルなど多種多様な人と関わります。

学校を卒業するまでと働きだしてからでは環境がガラッと変わってすごく戸惑うと思うのです。

とっても不安にさせていまったかもしれませんが、解決しようとしても1日2日でどうにかなる問題でもありません。

まずは社会に出たら大変だよ、っていうことを知っておいてほしいんです。

そして、看護師として働きだしたら、あまり先を見過ぎずに1日、1日をコツコツと過ごしてほしい。

何度も壁にぶち当たるでしょうし、不安も多いでしょう、しんどいと思います。

でもね、新人さんって1番成長する時期で1年経つころにはものすごく成長しているんです。

こちらの記事は就職した新人さん向けのメッセージになりますがご参考にしてください。

参考記事:新人看護師さんに伝えたい15年働いたママナースの応援メッセージ

私も病棟を出て、看護の現場とは全然ちがうところで働きだし、新人さんの大変さを痛感し思い出しました。

何度も失敗して、わからないことだらけで不安で…。

それでも1年経って少しはましになったかな?成長できたかな、と思います。

心の底から応援しています!

私のブログがみなさんのお力になれるように育てていきたいです!

話が終わりそうになっていますが、続きます!

看護や医療系以外の情報を得ておく

看護学生の勉強は、看護学や医療の勉強が多く、学習時間も多くとられます。

だからこそ看護や医療の勉強に傾きがちで、長い人生を見るとかなり偏った知識と経験になりがちです。

医療業界は非常に狭い世界で、結婚、出産などのライフイベントを経て、自分がいかに世間知らずだったと気づかされました。

「病気のことばかり詳しくて、世間のことも常識も知らないかも…」と30代半ばから焦り、今に至ります。

Twitterを始めて、看護や医療の世界とは違う世界を知るようになりました。

世界で起きていること、人権やジェンダー問題、政治のこと…。時間の使い方、お金の使い方…。

若いみなさんには興味があまりないことかもしれませんが、40歳直前になった今思うのです。

もっと早く知りたかった、もっと早く行動したかった

同じ後悔をみなさんにしてほしくないです。

若さや経験のなさもあって、仕方がないことなのですが、学びの必要性を理解できないかもしれません。

ですが、働きだしてからだと看護師の仕事に関する勉強ばかりになってしまうでしょう。

自分の人生を深める意味でも看護の世界とはちがう世界を見るようにしてほしいです。

将来のキャリアプランを考える

キャリアプランと言っても、看護師としてでもいいですし、看護師としてでなくてもいいんです。

「自分がどう生きていきたいのか」、「自分がどんな人生を歩みたいのか」を考えてみてほしいのです。

看護師になってからだと毎日を過ごすので精いっぱいになります。

例えば…

  • 看護師として興味のある専門分野を突き詰めたいから認定看護師の資格をとって専門分野で働きたい
  • 在宅看護に興味があるから訪問看護師になりたいから、たくさんの科を知っておきたいから、数年おきに異動した方がいいかも
  • 看護師として働くのは生活のためであって、自分の趣味を思いっきり楽しみたいから、数年働いてスキルをつけたら転職して稼げて休みやすい職場で働きたい
  • 家庭をもって子育てにもしっかり時間をかけたいから、出産したら少し仕事のペースを落とそうかな、夜勤のない職場も考えよう、地域で働くのもいいかもしれない

…などなどあげてみましたが、ほんの一部です。

看護師の働く場所はいまや病院だけではなく、ものすごくたくさんあります。

  • 病院:急性期、慢性期、開業医、美容系クリニック、健診センターなど
  • 施設:高齢者の施設、障碍者の施設など
  • 地域:訪問看護、デイサービス、デイケア、地域包括支援センター、企業、保育園
  • 看護教員、大学教授
  • 看護雑誌の編集者、キャビンアテンダントさんになった方もいると聞きます
  • 資格取得:認定看護師、専門看護師、ケアマネ、他にもいろいろ…
  • 病院管理者になる

あげ切れないほど広く多岐にわたります、働き方も全然ことなり、看護師のニーズも高いです。

知り合いには訪問看護ステーションを立ち上げて管理者になる人もいました。

先輩の中には看護師とは全然違う仕事をしている人もいますし、看護師のアルバイトをして看護師が副業という人もいます。

なりたい自分、なりたい生き方を考えてみてください。

自分の考えややりたいことを知っておくと、なりたい自分に向かって行動できるようになります。

学生時代何も考えずに看護師の世界に突入して今さまよっている人が通りますよ~

漠然としてでいいのですが考えてみてください。

働きだしたら実際に「興味があるのとは違った!」ということも十分にあり得ます。

中には副業をしてアルバイトをしている人もいれば、ネットの世界にいるとたくさん見かけますよ。

看護師だから、資格があるからといって自分の可能性を1つに絞らないでください。

次に続くのですが、自分の強みを知っておくのも大切なことだと考えています。

自分の強みを知っておく

「看護師になる」と決めてからは、看護師になるために懸命に進んでいるところだと思います。

同じ看護師でも、看護学生さんでも、人によって性格も考え方も価値観もバラバラです。

自分が何に対して価値を感じているのか、自分の強みや傾向はどんなものがあるのか、知っておく機会を作っておいてほしいのです。

「自分にはこういう傾向がある!」「自分が興味があるのはこういうことだ!」と知ることで、働き方に迷う時に何か助けになってくれるかもしれません。

有名なのはこちら、「ストレングスファインダー」です。

すごく有名なので既にやっている方、ご存じの方も多いでしょう。

私は「指導」が1番にあがりました。たしかに人にものを教え、その人が成長することにやりがいを感じるのです。

こうしてブログで自分の経験をお伝えするのも誰かの成長や人生の糧になったら…と想像すると嬉しい。

自分の強みを知ることで看護教員や看護師の教育に携わってみたいな、なんて思いもわいてきました

人それぞれにやりがいをかんじること、喜びを感じること、価値を感じること、まったくちがいます。

なんとなくわかっていても、具体的にはわからないと思います。

「ストレングスファインダー」は1度やってみると、生涯大きく変動することはないそうです。

人生で1度くらいやっておいて間違いないです。

キャリアに悩むとき、「ああ、あのとき自分の強みを診断したな!どんなだったけ?!」なんてヒントを求めるときが来るかもしれません。

まさに現在進行形でキャリアを模索中な私、個人的にオススメです。

思いっきり遊ぶ、自分のために時間を使う

看護師として働きだすと、毎日必死に働き、気も使うしで疲れ果ててしまいます。

まとまった休みもとりづらいです。

学生だからこそ、若いうちだからこそ、思いっきりやりたいことをやってみてください。

この記事を書いているころはコロナ禍でもあり、なかなか旅行にも行けないかもしれませんが、少し遠出の旅をするといい。

自分で計画して、自分で旅の手配をして、自分の生きている環境とはちがうところに身を置いてみてほしいです。

できれば海外に行けるとベストです。

言葉も通じない、文化もちがう世界に行って、自分で切り抜けて海外の雰囲気を味わって、海外から見た日本を感じられると新たな学びを得て人生に深みをもつことができるでしょう。

私としてはもっと本を読みたかったな、と思います。

年々目が悪くなったり、「字が滑る」ようになって集中できなくなってきました。

とはいえ、読書が好きなので本はどんどん読むのですが、若いころに比べれば物足りなさがあります。

著者の考えや長年の経験や体験してきて得たものを、1500円前後で教えてもらえるんです。

ただでさえ狭い看護の世界を広げてくれるので、めちゃくちゃおススメです。

文学的なものでも、ビジネスでも、なんでも。

興味のあるものを読んでみませんか?

読書なんてしたことない、難しい本は読めない!なんて方も、読みやすそうな、字の大きい本から読んでいくといいです。

「読書力」はだんだんついて、いずれ難しい本も読めるようになるそうです。

「何を読んだらわからない…」という方のために、「看護師になる前に読んだ方がよい本」なんて記事をいつかまとめたいな、と考えています。

病院関係以外のアルバイトをする

看護師になる前に勉強になるからと病院のアルバイトをしておこう、と思い立つかもしれません。

アルバイトをするなら病院以外がいいです。

看護学校から看護師になって病院で働きだすと、ずっと看護の世界、病院ばかりの知識や常識ばかりが身に付きます。

アルバイトは看護業界や病院の外を知る機会にもってこいです。

家庭教師のアルバイトも時給がいいからいいのですが、飲食関係やお店でお客さんとお金のやり取りをするようなアルバイトがいいなと思います。

なぜかっていうと、医療関係って患者さんの医療費や食費、介護保険などなど、なにかとお金がついて回るのに、看護師として働いているとお金の計算とか全然しません。

生活保護の方だったり、普通に生活していてお金ってとても大切なものじゃないですか。

コストの感覚が全然育っていなくて、アルバイトは1日単発しかしたことがなく、お金を扱うアルバイトをしておけば金銭感覚ももう少しついていたんじゃないかと後悔しています。

お客さんと関わるアルバイトは、コミュニケーションをしなくてはいけませんし、医療関係以外の方との出会いの場にもなる。

さまざまな年齢の方との出会いもあるでしょう。

自分でお金を稼いで使う経験もできます、とても忙しい看護学生ですが、看護師として働く前にやっておいて損はないと思います!

自分から学ぼうとし、自分から行動する

学校は、人生に必要なことをあまり教えてくれません。

日本の学校は子どもたちを受け身にし、正解を決めつけ、固定概念の中に抑え込んでしまいます。

みんな同じことをして、テストでいい点数をとればいい。

1人で突っ走ってはいけない、勝手なことをしてはいけない。

でも社会人になると、自分で考えて、動いて仕事をこなしていかなければなりません。

受け身でいては「仕事ができない人」と思われてしまうのです。

待っていては患者さんの容態は変わります、待っていては時間がどんどん過ぎて業務が滞ります。

新人のころは自分でできないことばかりで、わからないことだらけ、自分から仕事をこなすことは難しいでしょう。

ですが、学生時代から自分から学び、自分がどうやって生きていきたいのか、そのためにどうしたらいいのか考え、行動していってほしいです。

わからないことがあれば、友人や先生や指導者に聞きに行く。図書館に行って調べる。

今自分がやるべきことは何か、調べる、やってみる、行動してみる。

何か欲しいものがあって、どうやったら手に入るのか考えてください、そのために行動してください。

自分から行動する、目的を達成するために行動する、意識をもってください。

15年も働いて、ようやく仕事とはなんなのか、どうやって自分の人生をよりよいものにするのか、を考えてお伝えしたいことです。

お若いからといっても、もう気づいて行動してる方もいるはずです。

早ければ早いほど、自分の人生を自分のものにできるでしょう。

私のように40歳前にして、気づくよりも、これを読んでいる方々はきっとこれから看護師になろうとしている方々だから、お若い方が多いはず。

今から行動すれば行動しない方がよりもずいぶんと差がつくでしょう。

自分の人生を自分らしく、自分で行動してよりより未来を引き寄せてくださいね

看護師になる前にやっておくべきことについて、まとめ

いかがでしたでしょうか?

かなり個人的な意見で、想像していたものよりも違ったかもしれません。

看護師として働き続け、ひととおりのことはでき、指導する立場にもなってきています。

だけど「このまま同じ状況の中で働き続けていってもいいのか…?」なんて気持ちが頭をよぎるようになりました。

漠然と、「このまま定年まで働くのかな…?」なんて思ったとき、不安にもなりました。

私にはこれといってやりたいこともなければ、自信をもてるものもない。

確かに看護師は食いっぱぐれることはないだろう。

だけど、私が私らしくやりたいことをやって好きなものを手に入れて、自由に、生きているといえるのか…?

自問自答しているうちに、もっと若くていろんなものを吸収でき行動するエネルギーがある、そして時間のある学生時代にもっと時間を大切にすればよかったと思うのです。

今から始めても遅くない…けど始めるなら早ければ早い方がいい。

そう思い立ち、これから看護師になる皆さんにメッセージを伝えたくなりました。

看護師以前にみなさんは1人の人です。

大切なそれぞれの人生の中で、みなさん自信が楽しく、幸せになってほしいのです。

未来のことは誰にもわからなくて、看護師として生き続け何かを極めてもいいでしょう。

看護師を辞めて、まったくちがう道をいきるのもあなたの人生です。

最初から看護師は「辞めたくなるもの」「辛いもの」「出産したら転職するもの」と決めつけてかからずに、自分がどうなりたいかを模索し続け、自分のありたい未来に向かって進んでいってください。

間違いなんてありません、いつだって未来を変えることができます、自分がそうしたいのなら。

なりたい未来に必要とあれば、辛いことだって乗り越えられるはず、よりよい道を見つけるように行動できるはず…。

どうか色んな情報を自ら行動して得てください。

自分のなりたい未来を引き寄せるために常に模索し、自分の強みを知ってください。

人としての深みを増し、想像力豊かな人になってください。

あなたの人生が色鮮やかで、幸せに満ちていて、自分の望む世界にしていってください。

私もがんばって自分の人生を望む未来を手に入れていきます…!

応援していますよ、そしていずれ看護師となって遠く離れていてもいっしょに働ける日を待っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

こんな疑問がある、記事を書いてほしい、などありましたらいつでもコメントにご記載ください。

感想でもご意見でもなんでも、とても励みになります!

どうぞよろしくお願いいたしますヽ(^o^)丿

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

りっちゃん

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
プロフィール

-新人看護師さん、看護学生さんへ

© 2024 Another Neighbors Powered by AFFINGER5