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ママナースと子育て

新型コロナウイルスの拡大…ママナースが伝えたい感染予防対策の基本の「き」

新型コロナウイルスが流行し、感染予防対策がとても重要なものになっています。

だからと言って、普通に暮らしていた人々が何の知識もないまま感染予防対策をしろと言われても難しいもの。

私は看護師として感染予防対策を日々行いながら病院で働いています。

誰がどんなウイルスや細菌をもっているかわからない状況にいるのです

まさに今のコロナ禍の状況って誰がウイルスをもっているのかわからないですよね…。

病院での感染対策ってこれからの時代、一般の方々にも広められたらと考えています。

完璧には難しくても、少しでもリスクを減らせたら。

感染予防対策の基本や日常生活の中でできる方法をお話をしていきますね。

皆さまが少しでも健やかに過ごせますように。

感染症予防対策の基本3つ

細菌あるいはウイルスなどの病原体が体の中に侵入し、症状が出ることを「感染症」といいます。

新型コロナウイルスに限らず、感染症予防対策には3つの基本があります。

この基本を理解すると、感染予防対策を何をすればいいのか少しわかりやすくなると思います。

感染源をとりのぞく

病原体が付着していると考えられるものから病原体を取り除くことです。

そもそもの病原体をなくしてしまうことで、体内に侵入させないようにするのです。

感染源・例えば…

・感染者(症状が出ている出ていないに限らず)

・ドアノブや手すりなど人が良く触れるもの(どんな病原体がついているかわからない)

・血液や嘔吐物、排泄物

よく人が触れるものは消毒を行う。

汚れたものは袋に入れて片付ける、消毒する。

そして感染者については、近づかない、隔離、休校、就業制限、入出国制限などの対策があげられます。

感染者とそうでない人が近づかないようにするんですね。

まさにソーシャルディスタンス不要不急の外出の自粛ですね!

感染経路を遮断する

病原体が広がる経路を遮断することも大切です。

目に見えない小さな病原体を完璧に取り除くことは不可能だからです。

手についた病原体を取り除ききれなかった、アルコール消毒で拭き残しがあった…などあり、体内に病原体が侵入してしまう可能性があるのです。

ちなみに感染経路には「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染」などがあげられます。

新型コロナウイルスは「接触感染」「飛沫感染」が感染経路と考えられています。

・接触感染:病原体のついている場所を触れた手で口や目などに触れることで病原体が体内に侵入する

・飛沫感染:感染者のくしゃみや咳と一緒に病原体が空中に飛んで、それを吸い込んで体内に侵入する

感染源に直接触れなくても感染経路をたどって体内に侵入してくることで感染してしまうんですね。

その経路を絶てば、「病原体が体内に入らない」=「感染予防できる!」ということです。

接触感染への対策として、とにかく手洗い

飛沫感染への対策として、マスクの装着3密を避ける

が声高に言われているんですね!

抵抗力を上げる

最後に「抵抗力を上げる」です。

抵抗力を持つことで感染しにくくなる、感染しても症状が軽く済む、早く治ることができます。

逆に疲れているときや体調がすぐれないときに、感染症にかかりやすくなるんですね。

元気でいることが大切です!

まずは健康でいることで、病原体に対する抵抗力をあげる。

栄養をとって良く寝て、体を冷やさない、ストレスを減らすなどがあります。

コロナ禍でストレスはたまりやすい所ですが( ;∀;)

しんどいけど、この大変な時期を世界中のみんなで乗り越えていきたい…。

そして、ワクチンを打つことも抵抗力を上げることになります。

ワクチンを打つことで、そのワクチンが対応する病原体に対して免疫をつけるようにするんですね。

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まろうとしていますが、副作用などいろいろと心配…。

私は医療従事者として早く打つことになるのかな…と思っています。

ただワクチン接種することで、新型コロナウイルスが体内に入っても症状がでにくくなったり、出たとしても軽くなるはず。

いずれすべての人が接種することで、新型コロナウイルスが今のインフルエンザのような扱いになる時が来るのかな…と考えています。

少し緊張しますが、打ちましたらまたレポートしますね。参考になれば…。

ドキドキ!!!!

2021年6月26日追記!

打ってきました!これから打つみなさんのご参考になれば…!

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日常生活でできる感染予防対策

感染予防対策を読んでいただき、感染予防対策のポイントをご理解いただけたでしょうか?

どうして感染するのかがわかると、どのように予防したらよいかかわかりやすくなりますよね。

今度はもう少し具体的な感染予防対策をお話していきます。

とにかく手洗い!

とにのかくにも手洗いです!

病院内でもひたすら手洗いしています。

今ではお店などに入るところに必ずと言っていいほど消毒液が設置されていますね。

ですが、ただ手洗いをすればいいというわけではありません。

手洗いの正しい方法ご存じでしょうか?

引用: Y‘s Square 吉田製薬

資料をお借りしましたが、まず最初に爪に消毒液をすりこむんですね。

一番口や目などを触れやすい指先ですので、一番消毒液がたくさんあるうちに刷り込みます。

あとはまんべんなく塗り残しがないように、指の間、手首まで。

実際にこの方法で私も職場で消毒しています!

この方法でスーパーでやってたら、医療従事者から見たら同業者?!ってきっと思われますよ(笑)

あとはひたすら他人が触れたものを触れたら消毒!

ナースたちはいつもアルコール消毒を持ち歩いて、ことあるごとに消毒しています。

カバンの中に入れておいてもいいけど、消毒していない手をカバンに突っ込むのは抵抗がある…。

ストラップ付の詰め替え用ボトルに消毒液を入れて、いつでもすぐに消毒できるようにするのがおススメです!

可愛い詰め替え用ボトルならぶら下げやすいかな。

これからは消毒を持ち歩く生活が普通になると考えています!

とにかく何かに触れたら消毒する癖がつけていきたいですね!

それと、アルコール消毒をしていると手荒れしてきませんか?

私も冬場は特にアルコール消毒で手がガサガサになってしみたりもしています。

手荒れをすることで、荒れた部分から感染しやすくなったり痛くて消毒する回数を減らしてしまうんです…。

それじゃあ元も子もない…( ;∀;)

こまめにハンドクリームを塗ること、最近では手荒れしにくい消毒液も見かけますからぜひ利用して下さい。

さらに病院に置かれているのですが、手荒れ防止で塗るクリームがあります。

手荒れしてた私もこれを使うと手荒れが治ってしまいました。

医療施設用なのでちょっとお高いです…。

でも毎年冬に手荒れで痛くて仕方なかった手が大丈夫になりました。

病院用って本当にいいものを作ってくれるんですよね( ;∀;)

マスクを着ける

コロナウイルスを含んだ飛沫を吸い込むことによってウイルスに感染するとされています。

マスクを着けることでウイルスを吸い込まないようにすることが大切なんですね。

マスクを着けることによって得られる効果は、ウイルスの吸い込みの予防だけではありません。

咳やくしゃみで出してしまう飛沫を減らす効果があるということも大切。

自分ももしかしたらコロナウイルスにかかっているかもしれない…

という意識をお互いが持つことが大切なんですよね。

かと言って常々マスクをつけることはとても苦しい…。

こちらの画像がとてもわかりやすく、引用させていただきました。

引用:国立大学法人豊橋技術科学大学 Press Release

私は屋外で人が周囲にいないならマスクの着用を休憩しています。

住んでいるところが田舎なので、人があんまりいないのでね、休憩たくさんできます(笑)

ただどこで人に会うのかはわかりませんので、常にマスクを持ち歩いて着けたり外したりしています。

スーパーなどの屋内は人が近くにいなくても着用していますよ。

自分の出した飛沫が商品や手すりなどについてしまってはいけませんからね!

状況によってマスクを着け、休憩もはさんでいきましょう。

あとは、マスクを正しくつけることも大切

マスクの正しい着け方

①鼻にピッタリとフィットさせる
②ゴムを耳にかけて
③プリーツがあれば顎までしっかりと広げる

隙間があると飛沫を吸い込みますし、飛ばしてしまいます!

サイズが合っていないと、隙間なくピッタリとって難しいですよね

某配ってもらったマスク小さい…( ;∀;)

厚生労働省の動画ものっけておきます!

最初に手洗いするなら最後も手洗いしてほしいな…。

マスクの外側にウイルスがついているかもだから!

捨てるときはマスクを裏返して畳んで捨ててほしいな…。

マスクの外側にウイルスがついてるかもだから!

視点が医療従事者(笑)

そういえば、マスクの材質について気になりませんか?

もう一つ画像をお借りしてきました。とてもわかりやすい!

引用:国立大学法人豊橋技術科学大学 Press Release

不織布マスクが出すのも吸い込むのも一番少なくできるんですね。

不織布マスクをつけようととても発信されていますよね。

個人的にはコストもかかるし、ごみも増えるし毎回は大変だな…なんて思っています。

人があまりいないところ、会話をほとんどしないところであれば布マスクにする。

長時間近くに人がいるような会社や、高齢者など感染リスクが高い人と過ごすことがあれば不織布マスク。

今後マスクはずっと着用していくものだと考えています。

状況によって使い分けていきたいものです。

マスクの置き忘れや、膝に置いたのを忘れて床に落としてしまわないように。

こんなかわいいストラップならちょっとおしゃれ…!

マスクで耳が痛くなる方へ、こんな商品も発見。

マスクストラップにもなります!

マスクにも色々な商品が出ているんですね。

マスクを常につける時代になってきてますね!

3密を避ける

こちらのポスターよく見かけますよね。厚生労働省のHPから引用しました。

引用:厚生労働省HP Q&A、自治体・医療機関・福祉施設向け情報

コロナ禍になってからよく聞く3つの「密」=「3密」

3つの条件が重なると、感染するリスクが非常に高くなる!

3密を避けて生活しましょう!

引用:厚生労働省HP Q&A、自治体・医療機関・福祉施設向け情報

具体的な対策はよく言われているのでポスターだより(おい!)

厚生労働省HP「新型コロナウイルス感染症について」により詳しく記載れていますので参考にしてください。

1つでも密があれば感染リスクが上がります。

3密にならなければ感染しないということではないのでご注意を!

どうしても密になるところにいなければならないときは、手洗い、マスクの着用をして感染予防対策をしましょう。

とにかく感染をしないためには感染予防対策をして感染リスクを下げること!

誰がウイルスを持っているのかわからない、自分がウイルスを持っているかもしれない、という気持ちをもって生活しましょう。

健康管理

感染予防対策で、「手洗い」や「マスクの着用」、「3密を避ける」ことはよく言われていてご存じの方も多いでしょう。

感染予防対策は病原体(ウイルスや細菌)を体内に入れないことが大前提!

…なのですが、もし体内に入ったとしてもその人の健康状態によっても状況が変わってきます。

体内に病原体が入っただけで何も症状がないことがあるの、ご存じですか?

コロナの検査をしても陽性になっても無症状の方がいるのをよく耳にしますよね

発症する前に抑え込めているのか、ウイルスを倒せたのか。

どういうわけで無症状なのかはわかりませんが、症状のない方がいるのは事実です。

その人自身が元気であれば、病原体が体内で悪さをする前に倒すことができるかもしれないし、発症しても症状が軽かったり治す方へ持っていける。

「その人自身が元気である」=「免疫力が高い」状態であるように過ごしていくこと、とっても大切です。

新型コロナウイルスは人類にとって初めての病気。

初めて体内に入ってくる病原体の倒し方を私たちの体は知りません。

例えばワクチンを打つことは言うと体にその病原体の倒し方を教えてあげているってこと

初めての敵と戦うにはもともと持っている自分の力で真っ向勝負をしなければなりません。

自分の力とは、病原体と戦う免疫のこと。

だから元気でいる、つまり免疫力を高めておきたいんですね!

免疫力を高めるためには…

・栄養とバランスの取れた食事をとる
・睡眠をしっかりとる
・ほどよく運動する
・体を冷やさない
・ストレスを溜めない、よく笑う(*^▽^*)

生活リズムがとれていて、バランスの取れた食事をして程よく運動して…って病院で看護師としてご指導していますが…

いつも説明していて心苦しくなるくらい私ができていない(笑)

いろいろな家庭環境やお仕事のことなどご都合があると思います…。

私も頑張ります、1つずつでいいのでやっていきましょう!

みなさまも一緒にご自分のお身体を大切にしてください!

そして、持病をお持ちの方、お子さんや高齢者の方はどうしても感染しやすく発症しやすい、さらにウイルスと戦う力が弱いです。

そういった方のためにも基本的な感染予防対策を行い、うつさないように、病原体を拡散させないようにしていきましょう。

みんなで協力してこのコロナ禍を乗り越えていきましょう

ワクチン接種

もうすぐこの日本でもワクチン接種が始まりそうですよね。

ワクチンを接種したからといって感染しなくなる、させないというわけではありません。

先ほどお話した免疫力を高める、ということですね。

ただ、みんなの免疫力が高まってコロナウイルスと戦う力が備われば。

インフルエンザの予防接種と同じ感覚でいられるようになったら。

このコロナ禍の緊張感とも別れることができるようになるのかな、と考えています。

ワクチンは2回接種と聞きます。

世界中の人が2回打つのにどれくらいの時間が経つのだろう…。

変異型のウイルスも出てきたと聞きます。

副作用の心配もある。

不安要素が多く今後どうなるのかまだまだわからない状況ですが、私はワクチン接種

しまーす!!

注射大嫌いだけど(そこ?!)

コロナにかかって死ぬのも嫌だし、後遺症が残るのも嫌。

みんなにうつすのも嫌、誰かを死なせるのも嫌。

ワクチン打たれたらまたお話しますね、注射嫌だけど!

今まで何人にも針刺してきたくせに!!!

まとめと感染症予防対策について思うこと

いかがでしたでしょうか?

正直言いますと、看護師として働いていて感染予防対策ってとても面倒に思っています…(;'∀')

手袋付けて、手洗いして、マスクしてゴーグルして、次の患者さんではまた全部やり直して…。

体温計はアルコール綿で拭いて、パソコンも拭いて、洗って…。

いろいろな患者さんに関わる看護師ですから怠るわけにはいきません。

「どの患者がウイルスや細菌などの病原体を持っているのかわからない、全員が持っているつもりで対応する」

という前提のもとで私たちは働いています。

感染予防対策の基本の「き」なのですが。

このコロナ禍、まるで病院の状況に似ているなと思ってしまいます。

誰がウイルスを持っているかわからない、自分を含め全員が持っているつもりで対応する。

そもそもインフルエンザや他の色々な感染症だって他の人に感染させないことは大切なことだったんですよね。

日常生活の中で何かに触れるたびに手洗いや消毒をするのも面倒。

お友達や家族に会えない寂しさもありますよね。

でも、病院ではスタッフ全員が気を付けていないと患者さんから他の患者さんにうつしてしまうのです。

いわゆる院内感染…( ;∀;)

誰か一人でもきちんとやっていないとうつしてしまう。

このコロナ禍では病院だけではなくなった。

みんなが協力することでコロナの感染者を減らすことができる。

ぜひ感染予防対策をしてください。

いつ自分が、ご家族が感染するのかわからない。

他人を感染させて他人の大切な人を死なせてしまうかもしれない。

そんな状況なのです。

一人でも悲しい思いをする方がいなくなりますように…。

そして今回感染症予防対策について記事をまとめるにあたり、いち看護師として

あまりにも知識&説明力が稚拙!

と痛感いたしております。

まだまだ精進して参ります、看護師としても、ブログを育てるものとしても!

厚生労働省ホームページ:新型コロナウイルス感染症について

首相官邸:新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~

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りさ

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
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