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新人看護師さん、看護学生さんへ

看護観って結局は自分の意見をもつこと。ちきりんさんの「自分の意見で生きていこう」を読んで

社会派ブロガーのちきりんさんの「自分の意見で生きていこうー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ」を読みました。

自分の意見で生きていく

そうしたいと思いつつも、他人の目が気になって言えない、誰かに否定されそうで怖くて言えない…。

SNSだとみんなに叩かれて炎上する姿を見て怖くて発言できない…。

なんて方も多いでしょう、私なんかまさにそうなのです。

自分の意見で生きていこう ー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 」は

そんなんじゃ自分のオリジナルの人生を生きられないよ!

なんて、ちきりんさんからの熱いメッセージを感じる著書です。

本を読了して、「看護観」って「自分の意見をもつこと」となんじゃない…?と思うようになって、今回の記事に考えをまとめてみました。

副題の「正解のない問題に答えを出せる4つのステップ」

看護師の働く場所は常に「正解のない問題」だらけです。

常に自分の考えや価値観をもとに行動していかなければなりません。

まさに「看護観」=「自分の軸」のようなもの、と別の記事でお話しました。

「自分の軸」に基づいて看護師として判断し、行動していく。

参考記事:看護観とは何かと聞かれて困っていますか?難しく考えないで大丈夫です

難しく考える必要はないのですが、「自分の軸」をもつのは難しいな、と思います。

何言ってるのかわからなくなってきた…!!(笑)

看護観は「自分の意見をもつこと」

「あなたの看護観ってなんですか?」

と聞かれたら「うわ~」って私は思っちゃいます。

「看護観」って具体的にコレ!っていうのがなくて、難しいイメージありませんか?

新人さんにとっては「何となくこうなのかな・・?」なんて気持ちで、ベテランさんになると「ちゃんとした内容じゃないと恥ずかしいモノ」になりそう…。

個人的なイメージですが(;'∀')

「私は患者さんのためにこうしたい!」っていう気持ちって、患者さんと関わっていると湧いてきますよね。

気持ちが湧いてくる源に、看護師によってもとになる「考え方」や「価値観」があります。

例えば…

  1. 末期の病状でなかなか清潔ケアもできない患者さん
    ⇒清潔ケアをすることで苦痛が大きいからやらない
    ⇒ずっと清潔ケアができていないのは不快だろうからやる
  2. 手術をすれば命が助かるのに、手術が怖いからとやらない患者さん
    ⇒命が最優先だから手術を勧める
    ⇒患者さんの意見が大事だから患者さんを尊重する

患者さんや病状など、状況は複雑ですから、こんなに単純ではないんですけどね(;'∀')

シンプルに看護師の立場だけを考えています。

同じ患者さんに対して、対応の仕方がちがいますよね。

ですが、正解なんてありません。どちらも正解です。

患者さんのためを思って、看護師が決めた行動だからです。

看護師の考え方や価値観に基づいた「こうしてあげたい気持ち」がどんな看護をするのかを決めています。

看護観って「こうしてあげたい気持ち」であって、考え方や価値観であり、看護師として行動する基準となる「軸」のようなものなんですね。

ちきりんさんの著書「 自分の意見で生きていこうー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 」を読んで…

看護観って自分の意見だよな、自分の意見をはっきりさせて患者さんの看護をしていくことだよな、なんて漠然と浮かんできたんです。

「この判断でいいのだろうか…」

患者さんへの関わり方、看護の仕方に迷います。

他の看護師から「そんなんでいいの?」なんて言われないか、思われていないか不安に駆られます。

なぜかって答えがないからです。

実際の現場では、患者さんの年齢、病状、性格、価値観、家族背景などいろんな要素があるので、複雑な問題には看護師1人で実際に決めることはないでしょう。

看護倫理にも関わってきますよね

看護師や他の医療職がいれば人数分、価値観、考え方が異なります。

異なる分、優先順位や行動の仕方も異なってくるでしょう。

答えのない中、自分が看護をしていく上での「自分の意見」を持つんです。

「看護観」って「自分の意見」だな…としみじみ思いました。

日常生活の中でも答えのない問題ってとても多くて、自分の意見を持つことが大切って著書の中でちきりんさんはおっしゃっています。

自分の意見を持つことは、自分のポジションをはっきりさせること。

看護観って自分の意見を持つこと、つまり看護師としてのポジションをはっきりさせることなのかなって考えるようになりました。

問題に対して、自分の意見をはっきりさせないことは、ただの「反応」。

反応だけしていても、看護はできません。

この患者さんは清拭した方がいいのか、しない方がいいのか

手術した方がいいのか、しない方がいいのか

いろんな背景を「調べて」自分の意見をまとめていく。

看護倫理のカンファレンスにもっていくときの方法にも似てるかも…!

なんて思いながらまとまりなく語ってしまいましたね。

ちきりんさんの著書「 自分の意見で生きていこうー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ

答えのない問題だらけの中で生きていく看護師のみなさんにはとってもおススメです。

医療現場だけでなく、現代社会を生きていくのにもオススメ。

自分の意見で生きていく 」ことで、オリジナルな人生を進んでいってほしいです。

「看護観=「軸」のようなもの=自分の意見」なんて考えついて、思いつくままにまとめてみました。

何か皆さんが働く上で、生きていく上で良いエッセンスになってくれたら嬉しいです。

ちきりんさんについて

ちきりんさんの著書「 自分の意見で生きていこうー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 」は本棚に並べておいて、娘がいつか読んでくれたらな、なんて思っています。

ちきりんさんは社会派ブロガーとして、ものすごーくご活躍されている方です。

ちきりんさんのブログを、はてなブログで見つけてから

なんて面白い視点と切り口で発信されているんだろう…!

と出会ったのがきっかけ。

今は通勤中にちきりんさんのVoicyを聞いています。

自分にはまったくない視点のお話、現状に起きている問題や、これから起こること、ちきりんさんの鋭い洞察力、深い思考でお話してくれています。

さらに軽快な語りと親しみやすいお話の仕方で最後の「そんじゃ~ね!」を聞くとほっこりしますよ。

ちなみに、「そんじゃ~ね!」はブログの最後にいつも書かれているんです(*´▽`*)

無料で聞けるものが多いので、試しに聞いてほしいです!

ちきりんさんの色々な著書も気になるものばかり。

とくにシリーズの「これからの世の中を生き抜くために必要な根幹の力」の4冊は看護師とか職業は関係なしに読んでおいた方がいいはず…!

と思い、 「 自分の意見で生きていこうー「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 」 を読了した後に3冊まとめて購入しました!

さっそく読み始めた「自分のアタマで考えよう」。

知識にだまされない思考の技術と副題がありますが、知識に従っているのと、「自分のアタマ考える」の違い、目からウロコです。

知識を頼りにしてばかりで、ちゃんと自分のアタマで考えられていたのかは怪しい、と反省しきり。

ちきりんさんが鋭い視点、未来の予測をどのように考がえているのかがわかって、感動しています。

娘に邪魔されながらコツコツ読んでいます(;^_^A

自分の時間もあまりないしな…どんな内容なんだろう。

マーケット感覚って看護師をしていたら全然身につかない!

お金の計算とか考えることってすごく苦手…。

自分の知らない世界を知るのもとっても大切です。

どの内容も全部気になる…!

ちきりんさんは最新刊を出したあとは、「もう本を書かない!」と宣言されているんですよ。

未来のことはわからないとしても、今回の新刊は集大成なのか、と思うのと、今までの作品も読んでみたいな、と思います。

シリーズではありませんが、こちらは働き方を考えさせられた一冊です。

人生100年時代、働く時間が長くなってきて、このままずっと看護師として働くのが正解なのか。

折り返しの40歳を迎えるのにあたり、このまま生きていくのがいいのか…。

いろいろと考える世代になりますよね。

8年も前の著書ですが、すごくためになる本なんですよ。

働き方に悩まれている方に読んでいただきたい…。

ちきりんさんの洞察力、未来への視点、人生の歩み方…考え方は本当に尊敬します。

本を読んでシェアしたり、考えることがあれば記事にしたいです!

看護の勉強だけでは、豊かな人生にならないかな…なんて本をコツコツ読むことにしている最近です。

少し違う世界を見て、人生を深めていきたい、なんて考える年代になってきたのかなと思います。

看護観と自分の意見を持つこと

「看護観」ってすごく難しく考えがちだなって思うんですが、結局は「自分の意見」なんだよなって思います。

看護師として働いているから、「看護観」になるだけで、普通の生活に戻れば「自分の意見」に戻るだけ。

自分の中で培ったものが、価値観や考え方になって、「判断の基準=軸」になっていく。

名前が変わるだけなんだよなって、思って記事にまとめましたよ。

難しく考えなくていい、発表とか、レポートにするときにちょっとカッコつけて話したらいいのかな。

他の人にどういわれようとも、答えはあなただけのもの、あなたの意見で、「看護観」ですよ!!

自分だけの看護観、大切に働いていきましょうね!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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りさ

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
プロフィール

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