※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

新人看護師さん、看護学生さんへ

看護師の異動は不安ばかりですよね、異動に備えた心構えと体験談

病床数も多く、多くの科のある病院では看護師の異動は必ずと言っていいほどありますよね。

看護師の異動って突然やってくるイメージがありませんか?

師長さんに急に背中トントンされて異動を告げられるイメージ(勝手な想像)

私は15年働いてきて、2回異動しました。

1回目は出産のとき。

もう2回は突然看護部長からの電話がきっかけ。

師長さんからの背中トントンは経験したことがありません(笑)

私のことは置いといて

新人から働いている職場を異動するのはとても不安があります。

同じ職場で3年くらい働くと、「そろそろ異動の声がかかるのかな…?」なんて思い始めますよね。

4月が近付くと病棟がざわつき始めます。

「今度の異動するのは誰…?もしかして私…?」

異動するのはストレスに感じますよね。

  • 慣れた職場を離れること
  • 人間関係が変わること
  • 経験のある疾患や検査・治療から離れること
  • 患者層がすっかり変わること

…などなど

いくら看護師としての経験があるとはいえ、何もかも新しい環境、業務、疾患に変わるのはとっても不安!

ずっと同じところで働いていられたらいいのに…

なんて思うこともしばしば。

病院側の色んな思惑が渦巻く異動ですが、ピンチのようでチャンスに考えられるようにならないのでしょうか?

何年か勤めていく以上、異動はつきものなのですから。

私の体験談もお話しながら、看護師の異動についてお話していきます。

看護師の異動は不安だらけでピンチ?チャンスにできないか?

看護師の異動はどうしてあるのか

よく耳にするのは看護師のスキルアップのため。

同じところで働き続けてもいつか成長が止まってしまうという考えによるもののようです。

私の働く病院では3年以上同じ部署にいると異動の対象になっています。

さらに、看護師は女性が多い職種ですから、結婚や妊娠により退職や休職するスタッフは多いので、結局のところは人員調整のための異動が一番多いのでしょう。

あとは、ちょっと性格的に問題のある看護師がしれっと異動になるのもこっそりだけど、よく聞きますな…。

もはや院内では有名人…

病院側のいろんな思惑を感じる看護師の異動です。

どこかで聞いた「意味のない看護師の異動ほど無駄なものはない」

若かりしころ、どこかの学会で聞いた言葉で印象的だったのが

「意味のない異動ほど無駄なものはない」

意味もなく異動することは看護師のキャリア形成の邪魔になるという考え。

異動する希望もないのに急な異動なんて、モチベーションを下げるのでよくないという話に大きく頷いた思い出があります。

学生時代の卒論(看護研究)の一環で、パトリシア・ベナーという方の本を読んでいました。

アフィリエイトで失礼しますが、1992年の著書!

当時すでに古い本だなと思っていたけど、もはや30年前。

余談でごめんなさい汗

本の内容はうろ覚えですが、

「看護師が職場を異動するとキャリアが1からになる」という記載があったんですね。

それくらい職場の異動はキャリアにおいて、大きなできごとなんですよね…。

ただ私は2度の異動経験をもって全くの1になるとは思っていません。

やっぱり看護師として経験していたことは役に立ちます、新人さんとは全っ然違いますよ。

そこは安心しつつも、安易な異動はできればしたくないものです。

希望を出して早い時期に異動できたらいい

病院側から異動を指示される前に、自分の進みたいキャリアがあるならば早めに上司に伝えておきましょう。

年度初めに意向調査をする病院も多いかと思います。

具体的に異動したい職場があればそれを伝えたり、3年以上は同じ病棟にいたければその理由を伝える。

「専門性を極めたいとか」、「もっとその職場で学んで関連した資格がとりたいから」、などが理由にあげられるでしょうか。

理由がはっきりしていれば、異動候補の一番手には上がりにくくなるのではないでしょうか。

ただ残れたとしても、その後のキャリアも考えておかなければ、そのうち異動候補の筆頭になってしまうでしょう。

なかなか看護師3年目でどのようなキャリアを形成すればいいかなんて考えられないかもしれませんが、どんな人生を送りたいのか、何がやりたいのか、看護師に限らず考えておけるといいなと思います。

実は結婚や出産のタイミングを理由にして、私は粘り倒して新人から同じ病棟に10年いたんです。

病気をしたり、構成する人員の問題ででられなかったという理由もありますが…

今思えばもっと若くて元気なうちに異動しておけば、もっと早くに新しい経験ができました。

いろんな経験をすることで興味のあること、やりたいことが見つかる可能性が増えるでしょう。

もしかしたら進みたい道が見つけられたのかもしれません。

漠然とやりたいことを見つけられなかった私は、今もなお看護師としてキャリアの迷子です。

家族も子供もできて、自由に動けなくなりました。

勇気を出してもっと早いうちに違う道を選んでいたらと考えることもあります。

みなさんには後悔のない人生を歩んでほしいです

「仕事で必死すぎてそんなのわからないよ…」と思われるかもしれません。

ですが時には自分を見つめなおしてください。

何に興味があるのか、人生の設計をどうしたいのか。

そうして、異動した方がいいのか、そのまま残りたいのか。

上司に早めに意向を伝え、異動の希望があるなら希望しておきましょう。

もしかしたら病院ではない所で働いたり、学校に入った方がいいのかもしれません。

もしかしたら看護師として働かなくてもいいのかもしれません。

それでもいいので、何度も自分の人生を見つめて、考えてほしいです。

思いがこもりすぎて結構脱線してしまいましたネ…(;'∀')

たとえ指示された異動だとしてもチャンスにする

いろんな予防線を貼っても意図しない突然の異動はあるでしょう。

新しい職場、新しい疾患に患者さん、人間関係、病棟の分かも変わって働き方がガラッとかわります。

とても不安になりますよね。

でも1つのチャンスとしてとらえてみてはどうでしょうか?

自分では考えたこともない部署に行くのはとても不安ですが、自分の知らない疾患を経験ができるのは貴重な経験です。

まずはやってみてほしいです、しばらくやってみてどうにも合わなければ師長さんに相談することだってできます。

もしかしたら興味を持てたり、素晴らしい同僚に会える可能性だってあります。

私は内科系の混合病棟で10年も働いていましたが、復帰したのは外科系の病棟でした。

手術とか展開早すぎてついていける気がしない…!!

と、ビビり倒しての復帰だったものの、しばらく必死で頑張っていたら、どんどん回復していく患者さんを見られて、なんだかすごく楽しく思えたんです。

自分にはどうも手術前後の看護やトントンと進んでいく看護が割と合っているんだと気づきました。

そして2回目は現在勤めている「地域包括支援センター」。

もはや病棟ですらありません

全く何をするところかもわかりませんし、どんな所か説明してあげると言われ説明を受けても説明する人もわかっていない始末。

運命の4月1日…

とんでもねぇところに来ちまった・・・!!!(心の声)

15年間の看護師経験はなんだったんだというくらいの、仕事の変わりよう。

でも、自分が全く知らない世界で、たくさんのことを学んでいます。

病棟でしか見ていなかった患者さんを在宅で過ごすのを見る機会にも恵まれました。

ひたすらに学び、経験を積んでいますが、これをチャンスにできるかは私次第なんだと思っています。

急に言い渡された異動も、もしかしたらチャンスなのかもしれません。

わからない看護や疾患や人間関係は誰だって不安なもの。

でも、やってみなければわからないんです。

どうせ異動しなければならないのなら、前向きにチャンスにしてしまいましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

看護師にとって異動は不安だらけのものです。

ですが、キャリアを形成していく過程において、チャンスにできるかもしれないんです。

可能であれば、自分自身の看護師としてのキャリアや、人生をどのようにしておきたいか考えておいてください。

前もってその気持ちを師長さんに伝えておけば、無茶な異動を予防しやすいと思います。

そして、望まない異動を言い渡されたとしても、チャンスにできるように前向きにとらえていってほしいです。

きっとあなたの新しいキャリアの1つになってくれるはず。

応援しています!

私も今の職場での経験をチャンスだった、よかったよ思えるようにがんばります!!

ここまで読んでくださってありがとうございました!

いつでもご意見、ご感想をお待ちしています。

こんなテーマで記事を書いてほしい!というのも嬉しいです(*´▽`*)

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

りっちゃん

Another Neighbors=「もうひとつの隣人」 物理的な隣人はいくらでもいるけれど、誰なのかどんな人なのかわからない時代です。 私は、遠く離れていても側にいるような温かい「隣人」になりたい。 として温かい心のやり取りをしたい。 看護師として、地域での経験を通して、「人と人との温かいつながり」を作っていきたい。 でも私自身の大好きなものもいっぱい語って、私の人となりを知ってほしいなあと思います。
プロフィール

-新人看護師さん、看護学生さんへ

© 2024 Another Neighbors Powered by AFFINGER5