【体験談】生理が止まらず横になって眠れない…月経過多でど貧血＆婦人科検診の大切さを痛感した話

みなさん生理って順調にきていますか？

量は多いですか、少ないですか？

期間はどれくらいでしょうか…？

正直言って生理のことってなにが普通なのかわかりませんよね。

看護師として働いていますが、産婦人科で働いた経験もなく、他人の生理のことなんてわかりません。

婦人科検診も恥ずかしいのと怖いのとでずっと受けていませんでした。

生理が多いなんて思いませんでしたし、生理の普通なんてわからないしで、過ごしていました。

ある時から横になったらすぐに漏れるから眠れない、お風呂からパンツを履くのに汚さずに履けない、白衣を汚したり何なら病棟の椅子まで汚してしまうことが増えてきたんです。

今回の記事は、私が月経過多で貧血になり、婦人科検診を早くから受けておけばよかった…という反省になります。

（不妊のこともあったので、なおさら早く検診を受けておけば良かったと当時思いました。）

私の経験を知って、婦人科検診にいってみようとか、生理や不妊のことなど、何かの参考になってくれたらいいなと思って、包み隠さずお話していきます。

みなさんには、お身体を大切にしてほしいです！

なんだか息切れしやすくなってきた

最初に「おかしいな」と思ったのが、仕事中にとても疲れやすくなり、少しの距離を歩いただけでも息があるようになってきて

なんて思うようになった時でした。

ちょうどそのころ２８歳で結婚して、なかなか子どもができずに悩み３０歳になるころでした。

もうこれは不妊治療か、とりあえず異常がないか婦人科検診受けてみようかな、嫌だけど…。

と、職場で受ける健診に婦人科検診をオプションでつけました。

忘れもしない４月４日！

婦人科検診（内診）受けている最中に、

少し年配の先生にばっさりと言われ、そのまま産婦人科に紹介となり健診終わりの足で産婦人科に行きました。

そこでもう１回内診。（初日にして２回目、実は不妊外来も予約を入れて３回目の内診もこの後しました涙）

といわれ、詳しい位置を確認するためにMRIを撮って後日結果説明で「また来てください」という形になりました。

再受診する前に健診の結果が送られてきて、見たことのない二次検査の紙が…。

どきどきして内容をみると「貧血」なので精密検査をしてくださいとのこと。

貧血の数値はヘモグロビン（Hb）の値を見るのですが

成人女性が１２～１６ｇ/dlなのに、私は８．４g/dlまで下がっていました。

前年の１０月には１１g/dl、その半年前は正常値…。

１年前までは正常で、地味に低下し最後の半年で一気に下がってきたようです。

そうです、思い当たるところがあったのです。

生理が多すぎて日常生活に支障が出ていた

もともと生理は多かったのかもしれませんが、夜用のナプキンを普段からつけていれば対応できていました。

貧血がわかる前の半年間を振り返ると、確かに生理はとても多かったです。

ちなみにどんな状態だったのかというと

もうこりゃオムツかな…なんて思うくらいになっていたのに、異常だよなとうっすら思っていたのですけれどもね…。

あの頃は子どもができない現実に悩み、人を妬み、私にとって暗黒時代。

自分の体の異変を見ないようにしていたかもしれません。

なんか息切れするよな…、最近疲れやすくて体力落ちたかな、運動不足かな、運動しないとな…。

なーーんて思っていましたが、ぜーんぶ貧血の症状でしたよーー！！！

月経過多で貧血になっていた

検診が終わってしばらくしたあと、産婦人科外来でMRIの結果を聞きました。

子どもを授かれなかったのは子宮筋腫が「受精卵が子宮に着床するのに邪魔をしている」ようでした。

子どもが欲しかったので手術のお願いをし、健診結果で貧血になっていて二次検診のお知らせがあったことを先生にお話えすると

先生が採血を依頼したわけではないのでお伝えして良かったです( ;∀;)

子宮筋腫があるせいで、月経過多になり貧血になっていたようです。

鉄剤を出してもらい、子宮筋腫の手術のためにホルモンの注射を打つことになりました。

ホルモン注射を打つことで、仮の閉経状態にして生理をとめ、子宮筋腫を小さくしてから手術をする作戦です。

注射をしてもらい、生理が止まり、鉄剤を飲んでいけば貧血はじきに良くなるはず。

そして子宮筋腫をとってもらえば、生理も落ち着くはず…。

手術までは４カ月くらい準備期間があったのですが、近づくにつれドキドキしましたね！

注射と手術については、こちらの記事にまとめてさせていただきました。

参考記事：【体験談】不妊＆貧血で子宮筋腫の手術を受けた話：術前のリュープリン注射＆準備編

参考記事：【体験談】不妊＆月経過多からの貧血で子宮筋腫の手術を受けた話：手術・入院編

手術前には貧血は解消

子宮筋腫の手術前には、自分の血液をとっておく処置があるんですね。

子宮はもともと生理やお産で出血がどうしても多い所なので、事前に準備しておきます。

（がばっと子宮を取る手術の方がまだ出血は少ないようです）

先生に聞いてみたところ

めちゃくちゃ増えて聞いたことが恥ずかしいくらいでした(笑)

生理も止めて、鉄剤も飲んでモリモリご飯を食べていたので、復活していたようです！

手術後の生理はかなり快適！

手術を終えてから、しばらくして生理が来たのですが

みたいになんの前触れもなく生理がきて下着が汚れていました。

まるで初潮を迎えたかのような気分。

以前はお腹が痛くなってきて、「あーくるなー」なんて思ってお迎えしていたのですが。

その後も今まで使っていた夜用ナプキンがもったいないくらいの血の量で過ごせ

なんて拍子抜けしながら終わりました。

いつも汚すんじゃないかって怯えて過ごしていたのが不思議なくらい。

手術は怖かったし痛かったけど、やってよかったな…と思いましたね。

とにかく婦人科検診を受けてほしい

自分の体験を振り返ると、女性は２０歳になったら婦人科検診を受けてほしいな、と思うようになりました。

早く受けていれば、生理に悩まされることももっと少なかったかもしれないし、子どもだってもしかしたらもっと早く授かることができたかもしれない、なんて後悔があるからです。

手術を受けることになったら、たくさんの同僚から「私も！」とか「経過観察で婦人科通ってるよ」とか、声をかけてもらいました。

生理不順や生理に伴う苦痛な症状、子宮筋腫、内膜症に、がん検診でがんじゃないけどちょっと引っ掛かって定期的に検査をしている子…。

そう思うと、検診の大切さを痛感します。

実際に若い方で、子宮癌で手術や化学療法を受けている患者さんにもお会いして、本当に辛く大変な状況なのを経験しています。

恥ずかしくて痛そうで不安だけど、ぜひとも自分の未来のために婦人科検診を受けてほしいと強く思うんです。

手術を受けてからは若い子に声をかける「おせっかいおばちゃん」と化しました、特に結婚を控える子には…( ;∀;)

「子どもをいつか産みたいな」、「今はまだわからないけど、産むかもしれないな」と考えている方はぜひとも検診受けてください。

いざ産みたいと思った時に、自分の準備が整えられていたら、赤ちゃんもやってきやすいかもしれません。

こればっかりは授かりものだからわかりませんが、私の場合筋腫があることを知っていたら、どす黒い気持ちで過ごすことが少しは減っていたかもしれないと思うので…もっと早く娘に会えたかもしれないですし。

そして、子宮頸がんは３０～４０代の方でたくさんお会いしています。

実習のときには２０代の方で子宮を手術で取らなくてはならない方にも会いました。

抵抗がすごくあるかと思いますが、自分のために婦人科検診をぜひともうけてください。

もしくは、すでに生理の不順や生理に伴う苦痛があるようなら、産婦人科にかかってみてください。

医師と相談して、治療をすることで症状が改善に向かうかもしれません。

通院して経過をみることで、不安を軽減できるかもしれない。

子宮筋腫なら大きくなってきた、症状が悪化してきたから手術しようなんてあらかじめ話し合っておけば、心の準備もしやすいと思います。

婦人科的なことって相談しにくいしとても不安になりますが、私みたいな人もいるんだよって思っていただけたら幸いです。

あ、子宮筋腫があるから、生理がひどいからといって必ずしも手術になるとは限らないはず。

医師とよく相談してご自身にあった治療を納得したうえで受けてほしいです。

なにか聞きたいこととかありましたら、コメントでもいいですしTwitterなどのDMでも構いません。

ここまで読んでくださってありがとうございました！