今から7年くらい前のことです。
結婚して1年半ほどしても赤ちゃんを授かることができず、いよいよ不妊治療か…と夫婦で話し合っていました。
婦人科健診を受けたところ10㎝程の子宮筋腫を発見。
子宮筋腫のある場所が悪くて授かりにくいのはないかということで、手術をうけることになりました。
しかも月経過多でド貧血になってました…(;´д`)
子宮筋腫って非常に多くの方にあるといわれています。
基本的には良性の腫瘍になるので経過観察で済む方も多くいらっしゃいます。
ですが、私のように不妊の原因となる方、月経過多で貧血になってしまう方もいらっしゃるんですよね。
閉経まで待てるのなら様子観察でいくこともあります。
でも閉経まで時間がかかったり、不妊の原因が考えられるとき、手術になる場合もあるんですよね。
看護師として働いていて、経験上私の受けた手術を受ける方も多いです。
きっと手術を前にして不安に感じている方も多いのではないか…。
いち体験として記事にまとめることで、なんとなくイメージがついたら少しでも不安が減るのかな…と思い記事にすることにしました。
私個人の体験なのであくまでもご参考程度にしていただけたらありがたいです
もう7年も前の話ですから、医学は進んだりいろんなことが変わっているかと思います。
また、私は自分の勤める病院で手術を受けました、他の病院ではやっていることが異なるかもしれません。
痛みの感じ方や、体の辛さは人それぞれですから、無理をなさらず何かあれば看護師にお伝えくださいね!
長くなりましたが、これから手術を受ける方の何かお役に立ちましたら幸いです!
手術の前にホルモンの注射投与
子宮筋腫の手術を受ける前に、「偽閉経療法」というものを事前に行いました。
ホルモンの注射を1カ月に1回注射して、閉経状態に持っていき子宮筋腫を小さくするのがねらいだそうです。
子宮筋腫は女性ホルモンの影響で大きくなりますからね
お薬は「リュープリン」という名前の注射でした。
1カ月に1回ブスッとインフルエンザの予防接種のように腕に打たれるのですが
ま~針が太いわ液が入ると痛いわ!
子宮筋腫を小さくして手術で取りやすくするのですが、確かに4~6回(回数あいまいです汗)打ったところ、子宮筋腫が10㎝から5cmまで小さくなっていました。
ここからはちょっと余談ですが、
子宮筋腫になったらみんなホルモン注射打てばいいじゃん…。
と思うところですが、閉経状態はずっとは続けられません。
閉経後って骨粗鬆症になるっていいますよね、お薬は6カ月までしか使えません。
閉経までにまだ何年もかかる場合には長くは厳しいのです。
私は注射でしたが、点鼻薬や内服もあるみたい…?医師のお話をよくお聞き下さいね
ホルモンの注射の副作用として、更年期症状と同様のものが出るといわれています。
- ほてり(ホットフラッシュ)
- 不正性器出血
- 不眠
- 不安感
- 脱毛
- 頭痛
…など、詳しくは医師、薬剤師さんに詳しく聞いてほしいです
閉経にもっていくので生理をとめるかと思いきや、1,2回打っても出血は収まらず、だらだらとちょっとずつ生理が続き、3週間くらい続くこともありました。
大丈夫かしら…
と心配になっていましたが、3回目の投与のときに先生に伝えると、
先生「え、まだ止まってないの?」
私「え?(動揺)」
1,2回投与くらいではホルモンを逆に増やしてしまうようで、出血することはままあるようですが、心配になったら病院に相談した方がいいようです…。
私はダラダラ出血でしたが、大量出血される方もいると聞きますので(;´Д`)
看護師でも全然わかってませんから!相談して大丈夫ですよ!
3回目の注射は注射の量を増やして投与となりました、そうして次の生理からなくなりました。
そのほかの副作用は…
ちょっとほてったくらい…?
副作用ってはっきりしないものばかりで、ちょっと落ち着かなかったと言えば落ち着かなかったかもしれないし、仕事で疲れ果ててぐっすり寝てたし、とにかく何事も2鈍感だし…
ものすごく困ったなという印象は残っていないです。
ただ本当にひどく出る方がいるので、先生によく相談してください。
漢方やお薬を処方して対応する場合もあるようなので。
やめてしまうとまた子宮筋腫が大きくなってしまうので、あまりにもひどくなければなんとか続けたいところのようです。
手術の前に術前検査と自分の血液を採っておいた
手術前の検査まわり
手術の前には、必ず手術を受けられるかチェックのための手術前の検査があります。
だいたい受けるのは
- 採血
- レントゲン(胸)
- 肺活量
- 心電図
- MRI(子宮筋腫の大きさを見る)
- コロナ禍の今だとPCR検査
…など、少し記憶があいまいですが…
夜勤明けでいったので、肺活量の検査がとにかく苦しかった!
値が50歳くらいの値で2回目もやったのですが、変わらず。
手術できたからいいけど、未だに肺活量50代でよかったのかしらと思っています。
受診のついでにやってもらい、半日くらいでまわれました。
あ、そういえば自分の職場で手術してもらったんですよ
MRIは狭くて怖い方は怖いだろうな…お腹を押さえつけられながらの撮影ですし、看護師としてはいい経験でしたが…。
自分の血液を手術のために確保
子宮はとても出血しやすい臓器です、生理もありますし、出産のときも出血をするので、手術の場合も大量の出血をする可能性があるのです。
子宮をすべてとってしまうよりも、残しておく手術の方が子宮に傷口ができ出血しやすいのです
手術の前に自分の血液を確保しておきます。
私は400mlを2回とってもらいました。
…が、献血された方ならわかると思うのですが、針がぶっとい(太い)!
看護師として働いていて刺したことのない太さだったりしました( ;∀;)
しかも私血管あまりないのに、先生上手に刺してくれましたが痛かった…。
1回目はすんなり取れましたが、2回目はなかなかうまく出てこなかったようで400ml取りきれずに断念。
1週間くらいの間隔で2回目をとったのですが、血管なくて回復しきらない血管に刺されていたかった!
地味にいい思い出です。
そして入院の説明や書類を受け取り、いよいよ手術になります…!
次回は手術と入院のときのお話です
こんな感じで私の子宮筋腫の手術を受けるまで進んでいきました。
仕事をしながら手術のための準備を進めていくのはなかなかに大変でした。
私は自分の働く病院で、合間をぬって受診したり検査をしたりできたので、通院される方はスケジュールもとても大変だと思います。
ホルモンの注射も大きな副作用もなく過ごせたのはありがたいことでした。
子宮筋腫の手術を受けるまでの道のりは数カ月から半年と長いので大変です。
お体を大切にしながら準備を進めていって下さればと思います。
手術編と入院編もまとめました!
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【体験談】不妊&月経過多からの貧血で子宮筋腫の手術を受けた話:手術・入院編
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ここまで読んでいただいて大変ありがとうございました!!