看護師として働いていると、研修でレポートを提出する機会がたくさんありますよね。
事前課題だったり、研修後の報告であったり…
「どうやって書いたらいいかわからない!」
なんて頭を悩ます方も多いでしょう。
15年看護師として働き、若いころはたくさん書きましたし、経験年数を重ねてからはレポートを見てあげる機会が増えました。
みなさんを苦しめる(?)研修レポートについて、看護師歴15年の私がレポートの書き方や心構えをアドバイスさせていただきます。
看護師の研修レポートの書き方&心構えのアドバイス
完璧にしなくていいので早く出す
まず1番にアドバイスしたいのが
「完璧にしなくていいので早く出す」です!
研修レポートを提出する前って、主任さんや師長さんに確認してもらって修正していませんか?
期限ぎりぎりで確認してもらうと「時間が全然ないじゃない!」って怒られます。
夜勤とかですれ違って見てもらえないとかありませんか…?( ;∀;)
完璧を目指すと、「完璧にしなきゃ…」と思ってとりかかるのに時間がかかったり、書き出してもなかなか進まないものです。
ある程度書き上げたらさっさと出しちゃいましょう。
私は超完璧主義なので、めちゃくちゃ時間かかってギリギリに提出してよく怒られていました。
どんなに完璧にしたつもりでも絶対に直しが来るんです…!!
一発OKなんてほぼありません!
だったら、さっさと出して直しを返してもらった方が修正ポイントもわかって効率的です。
「こんなレポートダメ」って言われても、期限に間に合わない方がめちゃくちゃ怒られます。
主任さんも、師長さんも忙しいのでギリギリすぎるとイラっとしますからね…( ;∀;)
あ、提出する時は「期限はいつまでです」ってお伝えするか、メモをつけておきましょうね!
とにかくある程度書いたら上司に見てもらうのが一番効率的だと15年間で学びましたよ…。
研修で学んだことをざっと書く
最初からきちんとした文章にしようとすると時間がかかるものです。
研修で学んだことをざっと箇条書きでいいので書き出しましょう。
ざっと書きだしたら、研修のどの内容で何を学んだのか、具体的にどういうことを学んだのかを肉付けしていきます。
そうして、きちんとした文章にしていくと、スピーディにレポートが書けます。
根拠となる文献も引用できると、かなりいいレポートになりますね!
引用するとかっこいい上に文字数をかせげる…なんちゃって
レポートの基本的な書き方
ある程度レポートの書き方の流れを決めておくと、書きやすいと思います。
下に書いたような流れが、私が多用していたレポートの書き方です。
職場や、主任さん、師長さんの好みによっても変わるでしょうが、そこは早めに提出して指導してもらいましょう。
だいたいA4の紙1枚分のレポートを想定していますよ。
15年の看護師人生の中で、一番レポート指導に厳しかった師長さんから学んだ方法をご紹介していきます。
書き出し
書き出しはどんな研修であったのか、何を学んだのかを簡単にいいます
「私は普段の看護業務で〇〇について不安に思うことが多かった。今回「○○研修」に参加することで、○○について学ぶことができ不安を軽減することができたため報告する」 「○○研修に参加し、今後の看護に役立たせたいと思うことを学ぶことができたため下記に報告する」 「○○研修に参加することで、多くのことを学ぶことができたため、今後の看護に生かせるように考察した。」
普段の看護業務で困っていることを上げて、研修で何を学んだのかを始めに大まかに書いておくと、レポートを読む人が何を言いたいのかなと頭に思い浮かべることができます。
研修報告だから「報告する」を多用したな…
本論
書き出しのところで大まかな学びを説明したら、今度は具体的に書いていきます。
学んだことを2,3個あげていきましょう。
研修のどの内容でどんなことを学んだのか、どこに印象を受けたのか、困っていたことが解決しそうなのか、などを書いていくと具体的になりますよ。
「まず、○○について講義の中で学んだ。○○のことは、普段の業務の中でいつも疑問に思っていたが、今回の研修を受けることで安心できた。なぜなら講義の中では…のように説明されとても理解することができたからだ。○○のときや○○のときに生かせるのではないかと考えられる。」 「研修では、講義の後に○○についてグループワークを行った。他の研修生からは、〇〇や△△のような意見が出たが、私には思いつかなかったことで非常に学びに繋がった。自分だけで考えるだけでなく、他のスタッフからの意見も聞いてみることも大切であり、これから意識して実践していきたい」 「研修では実践として〇〇を行った。実践することで○○のことが今まで十分に理解できず不安があったが具体的に理解することができた。特に○○のところでは、私は経験がまだほとんどなかったので今回の研修で経験することができてよかった。」
実際に受けた研修の内容を具体的に文章に入れて、自分の学んだことや理解できたことに照らし合わせていきます。
また、今までの経験の中で感じていたことやエピソードを交えるとより自分らしいレポートになりますよね。
まとめ
本論でいくつか研修の学びを具体的に説明したら次はまとめです。
研修で得た学びから、今後の看護にどのように役立てていきたいのかを最後にまとめていきましょう。
「上記にことから、今回の研修では多くのことを学ぶことができた。特に○○については今まで自信を持てなかったこともあり、ぜひ生かしていきたい。」 「これらのことから、今回の研修ではとくに○○のことについてしっかりと学ぶことができた。今後、同じような場面に対応しなければならない時に、研修で学んだことを思いだし実践していきたい。」 「今回研修で他参加者と話し合うことで、今まで○○について不安に思っていたがずいぶん和らいだ。今回の学びを生かし、病棟スタッフにも伝達していきたい」
研修によって学んだことを、生かしていきたいという意気込みが見えるといいですよね!
看護師の研修レポートについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
忙しい業務の合間に提出する研修レポート、スムーズに提出できることを願っています!!
簡単な例文もまじえましたが、あくまで私の書き方や指導を受けたことですのでご注意を!
職場での書き方や主任さん、師長さんの好みもあるので、指導を受けたり同僚がどんな指導を受けているのか情報共有をして探っていきましょう。
とにかく完璧にこだわらずに早く提出しちゃうことをおススメします。
15年間で自分の場合でも他の同僚を見てても、ギリギリ提出でヒヤヒヤするのを多々見てきました。
どんなに頑張っても結局直しが返ってきますので、ある程度書けたら1回提出が1番!
頑張ってくださいね!応援しています!!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
渾身の記事(でも内容は初歩の初歩):泌尿器科看護のポイント簡単まとめ&おすすめ勉強本はコレ!【新人さんや配属してすぐの看護師さんへ】