器好きで「うつわ市」に何度も足を運んでいることは、周囲の人には話していません。
ただ、義理の妹に、器の魅力について熱く語ったことがありました。
その後、マンガ好きなユーモア溢れる義理の妹から、
「りささんが言ってる器の魅力ってこのマンガのことじゃないかって思うんです!!」
って教えてもらったマンガ、それは…
「青の花 器の森」
こちらの本、当時ちょうど3巻まで試し読みができまして、私の器に感じている魅力は!まさに!コレだよーーー!
って、感動しちゃいました。
舞台は波佐見焼で有名な、長崎の波佐見。
波佐見のとある窯元で働く、絵付の得意な主人公・青子(あおこ)。
フィンランドからやってきた、ろくろの上手なわけありそうな男性、龍生(たつき)。
この2人を取り巻く、窯元のみなさん、波佐見焼をいっしょにつくる方々の、魅力たっぷりなストーリー。
器って、美術のような取っつきにくさを感じるものもあれば、家に持って帰れるお気に入りの身近なものもあります。
波佐見焼は後者の、どちらかというと普段使い用の、大量生産をするタイプの器。
庶民に身近で、でもその作業工程は、形を作るところ、色をつけるところ、絵付けをするところ…と分業制になっているそうです。
主人公・青子は、絵付け担当。
青子の絵付けに対する想いや、地域で分業しながら作り上げる器の話を聞いていると、胸が熱くなります。
「青の花 器の森」の窯元のモデルになった光春窯さん。
こちらのインスタグラムで、この漫画の作者である小玉ユキさんの色紙が投稿されていました。
波佐見の背景とマッチしていて素敵ですね…。
マンガの中に青子の絵付けの描写があるのですが、熟練の職人さんたちの描写を見ていると、その筆遣いや、絵付け、柄を着ける手法など、興味深いモノばかりです。
YouTubeで、波佐見焼の絵付け作業の動画を見つけてきました!
迷いなく、素早く、なめらかな筆遣いに、ほれぼれします。
絵付けの方々の手作業ですから、微妙な線の太さや、柄の位置など違うはず。
つまり、まったく同じ絵柄のものはない、ということ。
自分だけの唯一のお皿、っていうのが器の魅力、波佐見焼の魅力だなぁって思います。
マンガのモデルになった窯元の光春窯のインスタグラムにも、こんなに細かい作業がアップされていました。
本当に細かい作業、そして、1つ1つ手仕事で描いてくださっています、なんて温かみがあるんでしょう。
すっごく可愛い…♡
「青の花 器の森」の作中で作られたお皿がなんとなんと、実際に波佐見焼で作られたみたいです!
このお皿が作られたエピソードもすごく素敵だったなぁ…。
青色で絵付けされた器って、なんとなく好みじゃなかったのですが、作中に出てくる青子ちゃんがなんども「呉須の青」について語るんですよね。
このお皿はきっと呉須の青が使われているんだろうな…。
すごくきれいな青!これからは大好きになりそうです。
そういえば、「青の花 器の森」は、器の魅力だけじゃなく、仕事も、恋愛も人生も、悩みながら進んでいく様が、すごくリアリティがあるんですよね。
この本についてる帯からわかるように、青子ちゃんと、龍生くんは、よい関係になるのです。
…が、2人とも大きな心の傷を負っていて、心の葛藤を抱える2人を描きながら、話は進んでいきます。
途中ちょっと泣いちゃったところもありますよ…。
がんばれ~って。応援したくなる2人なのです(涙)
心理描写の仕方が、すごく素敵で、小玉ユキ先生の他のマンガもすごく読みたくなりました!
こんな素敵なマンガを紹介してくれた、義妹ちゃんに感謝…!(入れ歯みたいな呼び方…(笑))
続きが読みたくって、ブラックフライデーの時期に、Amazon Kindleでかなりお値打ちになっていたので大人買いを決行して、本当に良かった!
モノづくりのすばらしさ、その想いを受け取って、自分の生活の中に取り入れていく高揚感。
そんなワクワクを繋いでいくのも、この漫画では見られて、あぁ、やっぱり器っていいなって、再確認です。
そして、波佐見焼の魅力に、作られていく行程を思うと、波佐見焼のことが大好きになってしまいました…。
いつか波佐見に行きたいなぁ~!!
モデルになった、光春窯さんにもぜひ行きたい!
器の魅力ってどんなところだろう?って知りたい方は、「青の花 器の森」、おススメです♡