長いこと看護師をしてきたのですが、健康に関して食事の大切さを重視できていませんでした。
患者さんに対しては、ご飯が食べられているか、食べられていないか、量ばかりに注目。
検査値のたんぱくとアルブミンの値も基準値を満たしているかどうかだけ。
本当にひどい看護師だなぁと今なら思います( ;∀;)
自分自身の食生活についてはもっと適当。
料理が苦手で下手くそ、献立考えるなんてストレスしかない。
お腹が満たされればOKなんて、とても健康からは程遠いもの。
そんな私が、「高齢者のお気軽な相談窓口」である地域包括支援センターに異動になってから、食事の大切さに気付いたのでした。
食事はマジで大切、健康には欠かせないもの!を実体験から感じる
地域の高齢者に関わるようになって栄養バランスの大切さに気付く
地域包括支援センターで働くようになって、保健師として介護予防についてお話する機会があります。
介護予防って運動に目がいきがちですが、食事も同じくらい大切なことに気づきました。
実際に高齢者の方に関わっていて、お弁当の配達を調整したり、デイサービスに通うようになってご飯を食べるようになると、顔色が良くなり体調がよくなる方が多いんですよね。
高齢者の方の食事の仕方には特徴があります。
⇒簡単な食事で済ますようになり、栄養バランスが悪い
ご飯とお味噌汁だけ、とか、菓子パン一個とかで済ましがちになるので、食べているように見えて栄養状態が悪いなんてことがあるのです。
栄養状態が悪くて認知症が悪化しているパターンもあって、食事をしっかりとるようになったら怒りっぽかったのが落ち着いた、なんてこともありました。
お酒の飲み過ぎで、脳が委縮して動けなくなってごみ屋敷になっている方もいたし…。
栄養士さんに入ってもらってリハビリしたら、しっかりと筋力がついてずいぶんと動けるようになった方もいます。
まじで食事って量だけじゃなくて内容も大事じゃーん!
なんて実体験をもとに感じるようになってきたのです。
知人に教えてもらった「水キムチ」の効果に感動!
健康的な食事にとても詳しい知人から教えてもらった「水キムチ」のレシピ。
超絶簡単に作れるのに、めちゃくちゃ効果を感じたんです!
何に効果があるのかというと、「腸」に、です。
水キムチを試しに食べたところ、快便になったんです。
作った汁に着けておくだけで発酵して、自然の乳酸菌ができ腸にとってもいい効果が出るんだそうです。
下痢と便秘で苦しんでいたのが嘘のように整っています。
食べるものでこんなに変わる…!!
少し前に糖質制限を試してみて効果があったことも、健康的な食事にハマる理由の1つですね!
ちょっとこの題名は盛ってるかも…?
最近はゆる糖質制限をして、体重キープできています!
実感することでどんどん食事の魅力にひき込まれるようになりました。
何より「水キムチ」を教えてくださった方は、私より一回り以上年上なのに赤ちゃんのように肌が綺麗なんですよ…!
食生活にめちゃくちゃ気をつけていらっしゃるんです。
身体の中から肌の調子がよくなるんですよね、逆にいえば身体の中が悪ければ肌の調子も悪くなるし、病気にもなるんですよね…!
食事が大切といっても何を食べればいいのかわかりゃしない!
地域包括支援センターで働きだして食事の大切さに気付いたものの…。
「夏バテにはこれがいい」、「血圧は塩分控えめ」「骨にはカルシウム!」みたいな一般的な知識のみ。
だいたい、この病気にはコレ、この症状にはコレ、なんてあれもこれもいいよと言われても、いったい何を食べればいいの?!なんて迷いが出てきました。
ダイエットにいいとされる食べ物だって「バナナダイエット」「黒豆ダイエット」「りんごダイエット」「糖質制限」…いろいろありましたよね。
黒豆ダイエットやって黒豆に飽きて食べられなくなったうえにリバウンドした経験があります( ;∀;)
保健師として高齢者の方に栄養について説明するものの、「結局何を食べてもらえばいいんだ?!」なんて心の中でモヤモヤ。
いつも申し訳ない気持ちでいました。
何を食べたらいいんだーとさ迷ううちに、本屋さんでいい本はないかと立ち読みしまくり
(本屋さんごめんなさい)
食事に関する本ってめちゃくちゃたくさんあるんですよね。
子連れには厳しい…( ;∀;)
そんな中で、これはわかりやすいのでは?!という本を見つけました。
YouTubeで「栄養チャンネル Nobunaga」を運営されている、栄養カウンセラーの吉冨信長さんが書かれた本。
YouTubeチャンネルは知らずに手に取ったこの本。
何がいいって、マンガが所々にあってわかりやすい!
看護学生時代の教科書とか読むのもしんどいのですが、こちらの本はとっつきやすくて、すらすら読めます。
筆者の方が栄養について世界中の文献も読み漁っておられて、最新の情報が詰まっています!
「卵はコレステロールが多いから控えた方がいい?」
「牛乳はカルシウムが多いから飲んだ方がいい?」
以前とはちょっと違う答えが最近分かってきたようですよ!
「貧血」や「疲労」など、症状に合わせた栄養法もまとめてあるので、「老化」のところは食い入るように読んでしまいました。
さらにさらに、忙しい人にも簡単に取り入れられる方法も紹介してあります。
ズボラで料理下手な私にはありがたい内容…!
他にもいろんな本を読みましたが、この本が食事について学び始めにもってこいだと思います!
筆者の方はYouTubeもインスタグラムもやっていらしゃるので、この本の情報に肉付けできそうです。
食事を勉強して実践するのが楽しくなってきた!
料理下手で、献立を考えるのが苦痛で仕方がなかった私。
娘が生まれた当初はインスタグラムにこんな投稿をしていました。
娘が小さくて、仕事復帰したばかりの頃だったこともあり仕方がないかもしれませんが、栄養面を考えるとちょっとあかんかったかなぁ。
今ではすこ~~しだけ頑張って、朝食が変わりつつあります。
冷凍食品ばっかりだったおかずも、卵料理を加えたり。
主食は絶対にパンだったのを週に数回ご飯を炊いてお味噌汁を作ったり。
何かすごいことをしたわけではありませんし、加工食品、冷凍食品に頼る日もあります。
でも、やらんよりいいよね?!
な精神で、少しずつがんばることにしました。
偶然できた時間を利用して、健康的な料理を始めてのめりこむ
2022年12月末にパパがコロナ陽性になったことで、わが家は強制的に早めの冬休みに突入しました。
あわせて読みたい 家族がコロナ陽性になりました。看護師ママ記録に残す。day1note (noteに飛びます)
クリスマスが控える中、思いもよらず缶詰め状態になったので、普段できない子とはないかと試行錯誤。
娘の相手をしながら(かわしながら?)、食事・栄養関係の本を読み漁り、発酵食品を手作りしてみたり。
通販でお勉強できる物品をお取り寄せして、とにかく普段できないことに挑戦。
いろいろ気を使っているうちに、なんとなく肌が白く、調子も整ってきました!
水キムチに頼らなくても、便秘もほとんどなくなっています。
下痢にいたっては最近していません!
人の体は食べたものでできている、良いものを食べればよい体になる
糖質の制限と、水キムチ、高齢者の方々の食事を整えた経験から食事の大切さに気付き…。
人の体は食べたものでできている。
すごーく実感。
そんな当たり前のことだけど、ぐっと腑に落ちて一気に興味津々。
料理は相変わらず苦手意識があります。
ただ、料理は、「化学」みたいだな、なんて思うようになるとちょっと面白いかも、なんて思い始めています。
食事を作る過程、煮たり焼いたり発酵させたりすることも化学みたい。
食べ物を食べて、体の中で化学反応が起きるのも、まるで化学。
化学は大の苦手、赤点でしたが!(笑)
料理と身構えず、実験なのだと思っていたら、料理の苦手意識もやわらぎます。
完全に個人的な意見です、でも料理に対する考え方を変えたり、完璧を求めなければ、ぐっと料理へのハードルは下がるような気がします。
料理が苦手でもおいしくて健康的な食事をとるために
料理が苦手で、普段から料理得意なパパに食事を作ってもらう機会が多かったのですが、実験したいがためにちょこちょこ料理をするようになってきました。
難しい料理はしません、簡単で、でも健康的でおいしく食べられるものを作れないか試行錯誤しています。
料理研究家なんていいません、おこがましすぎます。
料理が苦手でも、やっぱり食事は大切。
簡単に料理ができることと、難しい材料を使わないこと、何が健康にいいのかの知識を身に着けられれば、どんな人でも簡単に健康的な食事を摂れるようになるんじゃないかなぁと思っています。
そして、健康的でハッピーな気持ちでいられたら、将来病気に苦しむ方が減るのではないか。
病気で苦しむ人が減る=病院で激務の中にいる看護師たちの助けになるのではないか、なんて考えています。
まずは自分、家族から実践してみて、おすすめできそうなことがあればどんどんシェアしていきたいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!