看護師として20年働いて、数年地域包括支援センターで保健師として働いてきました。
患者さんたちと関わる中で感じていたのが、
同じ抗がん剤を使っても副作用が出る人、出ない人がいる。
抗生剤でお腹を壊す人、大丈夫な人がいる
同じ治療を受けても効果がある人、ない人。
年齢、性差、体格の違いももちろんあるのですが、内臓機能の個人差もあるのだな、と、よく考えれば当たり前なのですが、しみじみ思ったものです。
日常生活の中でも、お酒に強い弱いとか、同じものを食べてもお腹を下す人もいれば、全然平気な人もいたり。
私は日本女性にしては、身長170cm、がっちり体型なのですが、めっきりお酒は飲めないんですよね。
強そうってよく言われるのですが…。
あと、アレルギーもそう、生理的に合わないモノって人によってあるもの。
身体って個人差がある。
そう考えると、私はいつも考えるてしまうのです。
「ダイエット方法はこれがいいよ!」
「これを食べれば元気になれる!」
「この筋トレをしたらいいよ」
みたいな、テレビとか、ネット広告とか、巷に健康法はたくさんあふれて紹介されています。
だけど、個人差があるので、一概に「これが正解!」っていうのはないのではないか?と。
それに、あまりにも食べた方がいいもの、やった方がいいことが溢れすぎていて、とても全部は取り入れられない。
コロナ禍のころ、パパがコロナになって健康って大事だなって思った時期がありました。
食事やいろんな健康法を調べ倒した中で思いついたことがあるんです。
個人差はあるものの、おおよそ人間の身体は同じ構造である。
ということは、どんな人にも共通して
「身体のために守るといいこと」
があるのではないか・・・と!
それを実践すれば絶対安心!というわけではないし、「やらなきゃ…!」と思ってストレスに感じるのも逆効果です。
身体にとっていいことをしたいと思っても、なかなかできなくても、ちょっと取り入れられるといいよね、といったことをまとめていきたいと思います。
私が考える「身体を整える7つの基本」
① 水分をとる
人間の身体の水分量って、とても多くって、成人だと約70%といわれてています。
また、血管の中に流れる血液も、結局は水分。
血液の大部分は水分なので、脱水すると循環する血液量が減り、身体にさまざまな影響が出ます。
だからといって、「水をたくさん飲めば病気を防げる」という単純な話ではありません。
水分の必要量も、年齢や活動量、季節、病気の有無などによって変わります。
水分をよく摂って、血液の流れを良くして身体にいきわたらせる。
身体の多くが水分でできているのなら、やはり水分をとって潤わせること。
また、血液の流れをよくして、老廃物を流しやすくすること、大切ですね。
口が乾いてからではすでに、身体は乾いていると言います。
ガブガブ飲みよりも、こまめに少しずつ。
1つの目安として、おしっこがあまりにも濃い黄色なのも、水分が足りないのかな?と思ってほしいです。
寝起きとか、真夏に汗びっしょりになったとき、「あ、おしっこが黄色い!」って思ったことありませんか?
水分量が増えれば、そのぶん薄くなりますから、1つの目安になるかな?と思っています。
とはいえ、なんでもかんでもガバガバ飲めばいいというわけではなく、これも人によって個体差があります。
特に心臓や腎臓の病気をお持ちの方は、水分制限されている方も多いので主治医にご相談いただきたいです。
② 身体を守る力を保つ
人間の身体ってとてもよくできていて、いつも同じ状態に保とうと日々頑張ってくれています。
暑ければ汗をかいて熱を下げるとか、ばい菌が身体に入れば倒そうとする、ケガをすれば治そうとする、などなど。
病院で働いていて思うのですが、治療は本人の治そうとする力を助けてあげるということです。
病院を受診する、特に入院にまでなってしまうということは、自力で身体の不調を治すことができないくらいひどい、と思ってほしい…。
つまり、身体を守る力が強ければ、病気になりにくいし、病気になったとしても治しやすい、治療の効果も出やすい。
そもそも、病気というのは、その間はパフォーマンスが落ちますし、思考力も悪くなる、メンタルにも悪いです。
高齢になれば、1回の病気のダメージが大きくて生活に支障が出るほどです。
身体を守る力を保つことで、体調の良い時間が保てます。
体調がいい方が、人生の質もいいですよね。
③ 身体に中に入れるものを選ぶ
身体の中に入れるものって、食事が1番大きいですよね。
身体にいいものを食べるのはよくわかると思います。
ですが、私は悪いモノを極力入れないのも大事じゃないかな…と思っています。
身体に良くないものを入れることで、身体がそのよくないものを分解したり、毒素を失くしたりすることで余分な力を使ってしまいます。
お酒なんかは、肝臓で分解して…と常々負担をかけるのと、同時に栄養素もつかってしまうのだそうです。
せっかく身体に気を付けていいモノを食べても、お酒を飲むことでその効力が減ってしまうと、もったいないなあと思うのです。
私がここで言いたい「身体に入れるものを選ぶ」は、「これは身体に良い!これは毒!」と一つひとつ判定することではありません。
食事はもちろん、飲酒や喫煙など、健康への影響がわかっているものについては、できる範囲で控える。
そして、あまりにも「身体にいいもの」を追い求めすぎて、食べること自体が苦しくならないようにする。
何を入れるかだけではなく、どんなバランスで食べるか。
そんなふうに考えています。
全てを避けるのは難しいので、避けられるなら避ける、というスタンスでいられるといいなと思います。
④ 腸を大切にする
腸は身体の中でとっても大きな臓器です。
食べ物を消化して栄養を吸収するだけではなく、最近では免疫力を高めるとか、腸と脳は互いに影響し合っていることが分かってきています。
食べるもので腸内細菌の働きが良くも悪くも変わって、身体に影響を及ぼすのです。
その影響が、身体にとってとても大きいので、腸を大切にする行動をとるのは、健康への近道のように思えました。
腸を大切にする行動をとりだしたら、なんとなく肌ツヤが良くなり、風邪もひきにくくなった気がしています。
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⑤ ストレスと上手につきあう
ストレスと聞くと、少ない方がいいよね、って誰もが思うと思います。
悪いストレスは、全身に影響を及ぼして、どこかしこに炎症を起こすといわれています。
炎症が起こると、その細胞が痛んで機能しなくなったり、ガン化するリスクも高まります。
心にあまりにも負担がかかると、酷ければ鬱になってしまう可能性だってあります。
ただ、ストレスを感じないようにする、というのは無理な話です。
むしろ、ストレスがあるからこそ、身体を守ろうとしたり、状況を改善しようとしたり、人が生きていくのに必要なものでもあります。
ストレスと上手に付き合うこと、これもまた人それぞれ。
自分なりのストレス解消法や、ストレスを感じにくくする考え方とか、いろいろ模索していきたいですね。
私もブログの中でアップしていきたいです。
⑥ 眠る・休む
眠る・休む、も大切ですね。
身体が疲れている、心身ともに辛くなってくるものです。
特に睡眠中は、
などなどいわれています。
あまりにも寝ていないと、お酒を飲んで酔っ払ったのと同じ状態になるそうで、パフォーマンスは落ちるし、何より危ないですよね。
私は、いろいろ考えすぎてあんまり寝られないので、がんばって睡眠の改善に取り組みたいな…なんて思っています。
⑦身体を動かす・姿勢を良くする
40歳を超えて思うのが、身体って動かさないと動かなくなる!です。
これはもう本当に切実で、ちょっと動くと息切れをしたり、少し運動すると頭ではできているのに、身体がついていかない…となんとも情けないことになっています。
でも、ここから年を重ねていくわけで、良くなる要素は何一つない!
過度な運動はストレスになりますから、適度に身体を動かすといいですね。
身体を動かすと、心拍数が上がるので血流も良くなります。
お散歩をして、外の空気を吸う、自然を感じる、のはすごくいいな~と思います。
また、アナログに家事をするのもいいかも…!と最近思っています。
ちょっとしたところの雑巾がけとか、上の方の掃除をするとか。
意外に使っていない筋肉を使いますし、キレイになってスッキリして一石二鳥です!
そして、身体を動かそう、というのは皆さん思いつくと思うのですが、姿勢を良くするのって意識されていますか?
しばらくの間、背筋を伸ばして過ごしてみてください。
普段から姿勢のいい方はそれほどではないかもですが、けっこうしんどくないですか…?
常に重力と私たちは逆らって過ごしていますよね。
その重力に逆らうだけでも、筋トレになるのだと、リハビリの先生がおっしゃっていました。
ちょっとしたときに姿勢を正す、のも、積もり積もれば、立派な筋トレです。
意識してもらえるといいです!
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でも、一番大切なのは「自分の身体と心に相談すること」
冒頭で、人の身体には個人差があるとお話しました。
ご紹介したことをやってみるかどうかは、みなさん次第です。
それぞれ生活やご家族のこと仕事のことなど、ご事情があると思います。
いいと言われたからやらなきゃ!といって、無理にやることでストレスになるのも良くないのです。
やってみようかな、と思えるものがあれば取り組めばいいし、ちょっと今は無理…ということもあるでしょう。
細く長く、自分の身体にとっていいことが続けられた方がいいのです。
身体にいいことをするために、毎日ものすごくストレスを感じているなら、それって本当に自分にとっていいことなのか?
という問いも常に私の中にあります。
結局バランスなのだな、と思います。
人それぞれだし、その時々にしかバランスはとれない。
だから、自分の身体と心に相談しながら、自分のいいバランスをとっていってほしいと思います。
さいごに
看護師として働いていて、病気と戦う患者さんたちとたくさんお会いしてきました。
できれば、入院でご自身の大切な人生の時間を使わず、苦しまずにいられないのか…?と思っています。
そうすると、やっぱり予防が大事だよな…と、パパのコロナにかかったのをきっかけに、腸活や食事の本などたくさん読み漁りました。
どれもこれも、大切なことなのですが、とはいえ全部はやれないし、なにより人の身体の個人差を考えていたので、安易にこれがいいですよ、とお話するわけにはいかない、と思っていました。
正直、何がいいのか悪いのかは、未来は誰にもわからないので何とも言えません。
ただ、人類の長い歴史の中で、また最新の研究結果の中で、病気になりやすい生活習慣がわかってきたのも事実。
私の中で出した答えは、「人それぞれが身体と心と相談しながらバランスをとる」ことでした。
自分で選んで行動したのなら、何かあったとしても後悔は少ないはずです。
ただやっぱり、なるべくお元気で、人生の大切な時間を楽しく過ごせるといいな、と思って今回の記事をまとめました。
それぞれの項目については、今後深掘りして記事にまとめていきたいな‥と思っています。
ここまで読んでくださってありがとうございました!